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高又順がメジャー2勝。そして賞金女王は不動裕理が死守した!

国内女子ツアーは、全31試合を終了し、2002年シーズンの終了を遂げた。最期に締めくくりの優勝を飾ったのは、10月の日本女子オープンでも優勝を果たした高又順だった。

3日目を終了して6アンダーの単独首位に立った高は、ボギーが先行する嫌な展開だったが、要所でバーディを奪い自らを立て直した。前半37の2オーバーでまわり、同じく最終組でラウンドした肥後かおりに差を詰められる場面もあった。

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17番では2打目をグリーン右サイドのバンカーに入れ、3打目はピン手前4メートル。肥後がバーディを奪ったため、ここでボギーを叩くと4アンダーで並ぶという状況で、見事なパーパット。思わずガッツポーズが飛び出した。そして最終18番は3打目でピンそばにつけ、バーディで優勝に花を添えた。

「夢みたいです。17番が入ったんで・・・。17番のパーパットが最大のピンチでした。ランキング3位が目標だったので、ナビスコに出てアメリカも少し考えます。来年は賞金女王を狙います。さっき不動にも言ったのですが、『コワーイ』と言ってました」

2位には、この大会で過去2勝を挙げている肥後かおり。コースとの相性の良さも手伝い、じわじわと高に迫ったが、一歩及ばなかった。そして、単独3位に入ったのは不動裕理だった。

今大会の最大の注目、賞金女王争いを演じた不動と藤井かすみ。2日目までは藤井が首位に立ち、逆転か!?という話題で持ちきりだった。しかし、3日目に藤井が失速すると、不動はいつもどうりの堅実なゴルフで順位を上げてきた。終わってみれば3位に食い込んでいるあたりが、さすが3年連続の女王。

「2日目終わって諦めていたので、すごく嬉しいですね。優勝はやはり遠かったですね。2位狙いでプレーしました。藤井さんのことはあまり気になりませんでした。自分がもっと上位にいけるようにと思ってプレーしました」

一方、伸び悩んでしまった藤井だが、3日目はノーバ-ディで3ボギー。そして最終日も、前半3ボギーとドつぼにはまってしまった。後半は持ちこたえ、最終18番は8メートルほどの長いバーディパットを沈め、来シーズンにつながるフィニッシュをした。

「うーん、こんなもんなのかな、と思います。気力はあるんですけど身体がついていきませんでした。ゴルフ界発展のためにも、来年も全試合出たいと思います。そして、来年こそ賞金女王を狙って行きます!」

不動の「今年賞金女王になれて本当に嬉しい」と言うその言葉の中には、接戦を制した喜びがにじみ出ている。最後まで不動を苦しめた藤井のファイトも評価すべきだろう。今シーズン1試合も休まずに上位に入りつづけた藤井、そして、木村敏美の皆勤賞2人には来シーズンもフル出場して大会を盛り上げてもらいたい。

関連リンク

2002年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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