選手コメント集/日韓女子プロゴルフ対抗戦初日(日本チーム)
2002年 Hisako Higuchi Classic
期間:10/25〜10/27 場所:太平洋C&A美野里コース(茨城)
不動に接近! 藤井かすみがシーズン3勝目
国内女子ツアー「Hisako Higuchi Classic」は、2日目に5ストロークのリードを奪った藤井かすみが、スコアを1つ落としながらも優勝を飾った。
2日間ノーボギーでスコアを8アンダーまで伸ばした藤井は、3日間ボギーを叩かずに優勝するのが目標だった。しかし、8番パー3でその記録は消えてしまった。 中盤、追い上げてきた塩谷育代が2打差まで迫ったが、ショットが好調な藤井は崩れる気配を感じさせなかった。17番パー5ではアプローチをミスしてボギーを叩いたが、結局2位に3打差をつけて今シーズンの3勝目を挙げた。
<< 下に続く >>
「5打差あったので、余裕はあるんだけど焦りみたいな、思うようにショットが打てなくて・・・。塩谷さんが3、4番でバーディを奪って、あっという間に3打差でしたたし、パッティングも読んだのがうすくて、全部読んだラインと反対側に外しました」
この勝利で1080万円を獲得した藤井は、現在1位の不動裕理に約500万円差まで詰め寄ってきた。最終日にスコアを伸ばした不動が3アンダーでフィニッシュしたのを見て、同じ組の塩谷育代、平瀬真由美にスコアを伸ばしてもらい、不動の順位を少しでも下げてもらいたいと思っていたと言う。
結局4アンダー2位には平瀬が入った。終盤ピンチを迎えたが、距離のあるパーパットをことごとく決めた。「優勝するには、こういう展開が何回かあるうちに・・・。あと数試合残っていますから、このような展開に加わってチャンスを狙いたいと思います」
3アンダー3位は不動、塩谷と並んで大金寿子が加わった。賞金シードもいよいよ気になるところだが、この試合で360万円加えた大金は、通算930万円を突破。ランキングは53位に浮上した。上位50名が来シーズンのシード権を獲得することになる。
また、今週は水曜日に本戦出場をかけた予選会が行われた。その予選を勝ち抜いた選手が5人決勝ラウンドまで残った。中での最も成績が良かったのは古閑美保。初日2オーバーと出遅れたが、その後は2日間イーブンパーでラウンドし、10位タイに入った。
2日目に69をマークして6位まで浮上していた西川藍は、スコアを3つ落として15位で終了した。今年8月のプロテストに合格したばかりの西川は、この試合がプロとしてのデビュー。いきなりのトップ10入りはならなかったが、今後が期待できる選手が現れた。