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ついにシーズン1勝目、木村敏美が9アンダーを守った。

国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」は、今シーズン1試合も休まずフル出場を続けるタフな2人のぶつかり合いとなった。

首位の木村敏美を2打差で追う藤井かすみは、3番パー5で2打目をグリーン手前の花道に運ぶと、そこからチップインイーグルを奪った。そして、6番でもバーディを奪い10アンダーの単独首位に浮上した。

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一方、ここまでバーディもボギーもなく淡々とパーを重ねた木村は、8番パー3と14番でバーディを奪い11アンダーまで伸ばした。

一時は首位を奪った藤井だが、9番でボギーを叩き遅れをとると、木村の14番バーディにあせりが出たのか、15番では芝目を読み違え3パットのダボ。続く16番パー3もパーパットを打ち切れずボギーで自滅してしまった。

「あんまり悔しくないし、譲っちゃったっていう感じ。一昨年は、いいプレーをして負けたので悔しいけど、今日は何をやっているのかなーという感じ」

15番のグリーン上では、藤井の3パットにつられた訳ではないが、木村も短いパーパットを外し、17番も木村はパーパットを外してしまった。終盤になって、上位陣がバタバタとスコアを崩し、締まらない展開になってしまったが、木村がスタート時の9アンダーを辛うじてキープして優勝を果たした。

「複雑な心境です。今年はプレーオフでも2回負けていて、優勝しないで賞金ランキングベスト3でも狙おうかなと思ったら優勝しちゃいました」

優勝した木村は、賞金1080万円を加算し、シーズン通算5300万円を突破。現在2位につけている5600万円の藤井かすみの背中が見えてきた。今週休んだ首位の不動とは、差も少し縮まり、今後の賞金女王争いも面白くなりそうだ。

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2002年 SANKYOレディースオープン



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