国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」の2日目。初日首位に立ったディフェンディングチャンピオンの高村亜紀がスコアを2つ落とし6位に後退。代わって首位に立ったのは今シーズン絶好調の久保樹乃だった。

16番ホールでこの日2つ目のボギーを叩いた久保は、最終18番ホールでチップインバーディを奪い4アンダーで頭一つ抜け出した。

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「結構混戦なので、1打がモノをいうと思います。どの一打も同じ思いでプレーをしたいと思います。混戦の中で勝ってないので、混戦から1つ抜け出してという思いをできればと思います」

久保を追うのは、先週2日間首位をキープしながら最終日に藤野オリエに記録的な逆転を許してしまった木村敏美。この日のベストスコア68でラウンドし、今週は逆転優勝を狙う。

木村と同じ3アンダーには大場美智恵、原田香里、我妻こずえが並んでいる。昨年逆転で2勝をあげた大場など、好調の久保といえども簡単には逃げ切れそうもない顔ぶれが並んでいる。

そして、この大会には中学1年生の金田久美子ちゃんが出場しているのだが、3度目のチャレンジでついに決勝進出を果たした。12歳9ヵ月での決勝進出は、昨年ダイキンオーキッドで諸見里しのぶが記録した14歳7ヵ月を上回る新記録だ。

「今日はできたらパープレーで回りたかった」という金田は、2つスコアを落としたが通算5オーバー38位と堂々たる位置にいる。「ゴルフ自体の内容は悪くないんですけど、パットが・・・」と冷静に自分のプレーを分析し、明日の目標を聞かれると「自分のゴルフをする」ほんの3ヶ月前までランドセルを背負っていたとは思えないしっかりした子だ。