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アンが首位浮上!穴井、全美貞が追走

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 2日目◇桂GC(北海道)◇6,477ヤード(パー72)

初日を上回るバーディ合戦となった2日目、1アンダー26位タイからスタートしたアン・ソンジュ(韓国)が9バーディを量産。通算10アンダーの単独首位に浮上し、今季2勝目に王手をかけた。

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スタートの1番から3連続バーディを奪ったアンは、6番、7番でも連続バーディ。さらにショットが冴えたアンは、後半の14番から4連続バーディを奪い集団から抜け出した。

2打差の通算8アンダー単独2位は、初日に6アンダーをマークして首位に立った穴井詩。通算7アンダー3位にはカン・スーヨン(韓国)、そして今季絶好調で賞金ランキングで首位を独走する全美貞(韓国)がつけている。

地元苫小牧市出身の菊地絵理香は首位と5打差の通算5アンダー。金田久美子上原彩子と並び8位タイで最終日を迎える。また、横峯さくらは、この日3ストローク落として通算1オーバーの37位タイ。大会連覇を狙う笠りつ子は、通算3オーバー55位タイでかろうじて予選は突破した。

<アン、以前のドライバーに戻す作戦が奏功>
久しぶりの大爆発だった。「ショットが良くて、ドライバーがあまり曲がらなかった」と、この日のフェアウェイキープ率は100パーセント。「いいライから打つことができた」という2打目以降のボールは、次々とピンに絡んでいった。

スタートホールの1番から3番まで、1.5mに寄せての3連続バーディ発進。6番では、この日唯一といっていい長いバーディパット(6m)を捻じ込むと、7番(パー5)では再び1.5mを沈めてバーディ。後半に入り、ショットの精度はさらに増してゆく。14番から17番までの4連続バーディパットの距離は「全部1mくらいです」。首位を走っていた穴井を一気に追い抜き、単独首位の座を奪取した。

「meijiカップ」から2試合使用した新しいドライバーを、今週は「ワールドレディスサロンパスカップ」で優勝した当時のモデルに戻したという。「新しいドライバーは低いボールでランが出せて、前の(ドライバー)はキャリーが出る。このコースに合うと思って戻しました」。粘りが強く、場所によっては深さもある洋芝のラフを警戒し、落としどころをピンポイントで狙える以前までのドライバーを選択。「作戦が成功しました」と、満面の笑顔を浮かべた。

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