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アンが首位をキープ!諸見里、金田らは一歩後退

静岡県にある川奈ホテルゴルフコース富士コースで開催されている国内女子ツアー第3戦「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。初日に単独首位に立った韓国のアン・ソンジュは、2度も連続ボギーなどで苦戦を強いられたが、スタート時の4アンダーをキープ。2位に1打差で最終日を迎えることになった。

通算3アンダー単独2位には、この日3ストローク伸ばした同じく韓国のヤング・キム。首位と2打差の通算1アンダー単独3位は山本薫里。さらに1打差のイーブンパー4位タイに西山ゆかり飯島茜朴仁妃(韓国)、宋ボベ(韓国)の4人が並んでいる。

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初日4位タイの好スタートを切った諸見里しのぶと、金田久美子の2人はそろってスコアを3つ落して通算1オーバーの8位タイに後退。注目選手では有村智恵がスコアを1つ落して通算3オーバーの21位タイ。横峯さくらはスコアを1つ伸ばして21位タイに浮上している。

通算6オーバー42位タイまでの52名が決勝ラウンド進出を決め、上田桃子古閑美保は1打足りずに予選落ちとなった。

アン・ソンジュが今季初勝利に王手!>

刻々と勢いが増していく風雨により、この日アンダーパーで回ったのは僅かに7人。単独首位からスタートしたアンも2度の2連続ボギーを叩くなど「精神が飛んでいってしまいそうだった」と苦しい展開が続いた。それでも、通算3アンダーの首位タイで迎えた最終18番パー4。3メートルのバーディパットを捻じ込み、この日イーブンパーでホールアウト。単独首位をキープした。「最後に(バーディが)獲れたので満足です」と、良い流れのまま迎える最終日。「明日も守りのゴルフをしたいです」と、今季初勝利へのポイントを掲げていた。

山本薫里が初勝利を射程圏内に>

ツアー未勝利の山本が2バーディ、1ボギーの「71」にまとめ、17位タイから単独3位に急浮上。予選会を勝ち上がっての出場ながら、ツアー初勝利を射程圏内に捕らえた。「自然に逆らわないように、ひたすら一生懸命にやっただけ」と、過酷な風雨にも屈することなくリーダーズボードを駆け上がった。「こんなことは初めてなので、明日は緊張すると思うけど、集中して自分のゴルフができればと思います」と自らに言い聞かせる。過去、女子ツアーで予選会を突破しての優勝者はゼロ。明日、新たな歴史を作ることができるか。

諸見里しのぶは5打差に後退>

首位に2打差で2日目をスタートした諸見里しのぶは、開口一番「大変だった~」と苦笑。風雨が増した後半はパープレーで乗り切ったものの、「浮き足立っていた」という前半の3ボギーが響いた。特に、「昨日まではあまり芝目を感じていなかったけど、今日は雨のせいか、ショートパットでも芝目に持っていかれやすかった」とグリーン上で苦戦。4番パー5では80センチのパーパットを外して3パットのボギーを叩き、チャンスホールでのミスを悔やんだ。首位に5打差と開いたが、「明日はビッグスコアを出さないと勝つチャンスは無い。調子は悪くないので、精いっぱいやっていきたい」と、その目から闘志は消えていない。

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2011年 フジサンケイレディスクラシック



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