7年ぶりの新女王!大山志保、小4からの夢がついに結実
2006年 ミズノクラシック
期間:11/03〜11/05 場所:近鉄賢島CC(三重)
K.ウェブが逆転優勝を遂げる!宮里藍は7位タイでフィニッシュ
三重県にある近鉄賢島カンツリークラブで行なわれている、日米女子ツアーの共同開催「ミズノクラシック」の最終日。女王アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)の6連覇が注目されたが、この日スコアを伸ばしてきたのがカリー・ウェブ(オーストラリア)。通算14アンダーと抜け出して、逆転優勝を飾っている。
単独2位からスタートしたウェブは、1番をバーディ発進。その後パーが続く内容となったが、折り返した後半10番から3連続バーディを奪うと、14、16番でもバーディを奪取。しかもノーボギーと安定した内容を見せ、通算14アンダー。2位以下に4打差をつけて、見事優勝を飾っている。
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単独2位には肥後かおりがこの日一気に7つスコアを伸ばし、通算10アンダー。また大会6連覇が注目されたアニカは、この日2つスコアを伸ばしたものの通算9アンダーとして、3位タイに終わっている。
その他たくさんのギャラリーが集まり、逆転優勝が期待された宮里藍だったが、この日は1つしかスコアを伸ばせず、通算8アンダーでフィニッシュ、諸見里しのぶと並んで7位タイに終わっている。また単独首位からスタートした上田桃子は通算7アンダーの9位タイ。一方、日本女子ツアーで賞金ランクトップを走る大山志保はこの日6つスコアを伸ばすも、通算5アンダーの17位タイとして、今大会を終えている。
K.ウェブ、逆転で今季5勝目! 女王奪還に望み
[今日のカリー・ウェブ supported by EPSON]
今季復活したカリー・ウェブ(豪)が、会心のゴルフで逆転優勝した。同ツアー公式戦で国内女子ツアー公認のミズノクラシックは5日、三重県の賢島CCで最終ラウンドを行い、ウェブは、6アンダー66でラウンド。安定したショットとパットでスコアを着実に伸ばし、通算14アンダーで2位の肥後かおりに4打差をつけ今季5勝目を飾った。
ウェブが、日本で女王のゴルフを展開した。スタートホールでバーディを奪うと、2番以降の前半はパープレー。勝負の後半に入ると10番からの3連続を含む5つのバーディを決めた。ボギーなしの6バーディと会心のラウンド。大会6連覇を目指したアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、米ツアー初Vを狙った宮里藍を寄せ付けない異次元ゴルフを披露した。
闘志に火がついたのは、ハーフターンしたばかりの10番。距離が短いミドルだった。残り94ヤードの第2打は、グリーンをとらえたもののピンまで残り10メートル。それまでクールに表情を変えずプレーしていたが、不甲斐ないショットを打った自分が許せなかった。「かなり自分に対して怒り心頭になった」。
しかし、このショットで気持ちを切り替えた。ここで長いバーディパットを沈めると、怒涛の3連続バーディ。14番、16番でもバーディを獲り後続を突き放した。前半を終わり大混戦となったが、終わってみれば4打差の圧勝。「自分でも素晴らしいバックナインができたと思う。最終ホールで4打差あるのはかなり心地よく嬉しかった」。
逆転女王への望みもつないだ。この勝利で、最終戦のADT選手権で優勝すれば、賞金ランクトップのロレーナ・オチョア(メキシコ)を逆転できる。「優勝賞金は100万ドルなので勝ちたい。今年は(5勝し)良い1年だったことに変わりはない。最後に優勝すれば、より良い年になる」。6年ぶりの女王返り咲きは、最終戦Vで決めてみせる。
<カリー・ウェブ スコア>
■FRONT 9
ホール/1/2/3/4/5/6/7/8/9
YARD/505/360/375/369/140/410/485/162/390/3196
パー/5/4/4/4/3/4/5/3/4/36
初日/4/3/4/4/3/4/5/2/4/33
2日目/4/3/4/4/2/4/4/3/4/32
最終日/4/4/4/4/3/4/5/3/4/35
■ BACK 9
ホール/10/11/12/13/14/15/16/17/18
YARD/350/165/390/495/380/405/540/180/405/3310
パー/4/3/4/5/4/4/5/3/4/36
初日/4/3/4/4/4/4/6/3/4/36
2日目/4/3/4/4/4/4/5/3/4/35
最終日/3/2/3/5/3/4/4/3/4/31