金谷拓実がトップ 国内男子ツアー賞金ランキング
2023年 日本オープンゴルフ選手権競技
期間:10/12〜10/15 場所:茨木カンツリー倶楽部西コース(大阪)
欧州Vの久常涼が日本オープンに“凱旋” 蝉川泰果はアマ→プロ2連覇挑戦
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)
ゴルファー日本一の称号をかけた国内最高峰の大会、88回目のナショナルオープンが12日(木)に開幕する。舞台は創立100周年を迎えた大阪の名門・茨木カンツリー倶楽部。井上誠一の設計で1961年に開場した西コースでは1996年以来3度目の開催となり、2011年にリース・ジョーンズによるコース改造が施されてからは初めてだ。
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兵庫・三甲GCジャパンコースで行われた前回大会は蝉川泰果が快挙を成し遂げた。1927年の第1回大会を制した赤星六郎以来95年ぶりのアマチュアV、史上初のアマでツアー2勝を初日から首位を走る完全優勝で達成した。連覇は宮本留吉、セベ・バレステロス(スペイン)、中嶋常幸、尾崎将司、尾崎直道の過去5人。大会初のアマ→プロ2連覇に挑む。
フィールド最注目は5カ月半ぶりの国内参戦となる久常涼。9月「カズーオープンdeフランス」で日本勢3人目の欧州ツアー優勝を飾って以来のトーナメントが日本での“凱旋出場”になった。初の日本オープンで予選落ちを喫した前年から海外で大きく飛躍した姿を披露したい。
アダム・スコット(オーストラリア)は、7月31日時点の世界ランキング100位以内の上位5人の資格で2年連続7度目の参戦。6位だった1年前には「引退する前に、ぜひとも勝ちたい」と高いモチベーションを口にしていた日本のナショナルオープン制覇を狙う。
賞金総額2億1000万円(優勝4200万円)が賞金レースの行方に大きな影響を与える可能性も十分。すでに獲得賞金1億円超えを果たしている1位の金谷拓実と2位の中島啓太は、ともに前週を調整に充ててビッグタイトルに照準を合わせてきた。
今大会終了時点の賞金ランク上位8人には、次週の日米ツアー共催「ZOZOチャンピオンシップ」出場権が付与される。1位の金谷は別の出場資格を保持しているため、実質9位までの争い。体調不良で前週を欠場した石川遼はランク14位から、単独3位(1617万円)以上という高いハードルで逆転をかける。
予選ラウンドは蝉川、スコット、金谷が同組、久常、中島、石川が同組、前週優勝で大会3勝目を狙う稲森佑貴、ソン・ヨンハン、岩田寛が同組となった。
<主な出場予定選手>
蝉川泰果、アダム・スコット、池田勇太、石川遼、稲森佑貴、今平周吾、岩田寛、大槻智春、片山晋呉、桂川有人、金谷拓実、河本力、ソン・ヨンハン、谷原秀人、中島啓太、永野竜太郎、久常涼、平田憲聖、プラヤド・マークセン、中野麟太朗(アマ)