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25歳の伊藤有志が5アンダー首位発進 国内初戦は悪天候で日没順延

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 初日(3日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

公式競技として約8カ月ぶりの開催となった日本男子ツアーの国内初戦は初日、雷雲の影響で1時間22分の中断を挟み、21選手がホールアウトできず日没順延となった。好調な滑り出しを見せたのはプロ4年目の25歳・伊藤有志。6バーディ、1ボギーの「66」で回り、5アンダーで暫定首位に立った。

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伊藤は小学時代、ソフトボールで全国大会に出場。その後、並行して始めたゴルフに専念して名門・東北福祉大に進学した。今季のはじめは「レギュラーの出場はあきらめていた部分があった」と下部AbemaTVツアーを主戦場とするつもりだったところ、今大会は外国人選手が多く欠場したことでチャンスが巡ってきた。

ツアーはコロナ禍で、キャディを帯同させないセルフプレーを許可。伊藤は今大会で20人以上いるそのひとりで、電動アシストカートを使用している。「今までツアーに出てもハウスキャディにお願いしていました。自分でやりたい、自分のせいにしたいというのが理由」だ。貴重な出場機会で好発進。「本当にいま、試合をやっていただけることがありがたい。感謝の気持ちだけは忘れずに頑張りたい」とガムシャラにプレーする。

ホールアウトした選手では、1打差の4アンダーに市原弘大。3アンダーで竹谷佳孝、石崎真央、宮里優作の3人が並んだ。

昨季の賞金王・今平周吾は2オーバーでホールアウトし、暫定54位。8月「全米プロ」を終えて14日間の自主隔離を経ての復帰戦となる石川遼は2バーディ、1ボギー2ダブルボギーの「74」で回り、3オーバーと出遅れた。

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