選手コメント集/ダンロップフェニックストーナメント 最終日
1998年 ダンロップフェニックストーナメント
期間:11/19〜11/22 場所:フェニックスCC(宮崎)
ウェストウッド、2週間の荒稼ぎ!
さすがのウェストウッドも希望通りの65は出せなかった。寒さと強風の中、しかしスコアをひとつ伸ばしただけの13アンダーに追いついてくる選手がいなかった。スコア的には不本意かも知れないが、2週連続優勝。合計7200万円の荒稼ぎだ。
「もう最高。今年は欧州ツアーで4勝、米国で1勝、日本で2勝。世界で7つも勝てて最高の年だ。でも来年が大変だけどね。また日本へ来てタイトルを防衛しないと」
先週の太平洋は「バーディもとれるけどボギーも出るコース」という。10ボギーを叩いた。それに比べると「今週のコースはパー5も少ないし、ボギーを叩かないように気をつけてプレーした」とか。事実、4日間で4ボギー。「ボクはここ一番、集中できるタイプだから」
ついでに。この2週間、いったいいくら稼いだかは知らないそうだ。「コースに出て、相手をやっつけることだけ考えてプレーしてるからね。お金は今のボクには関心事じゃない」
米国ツアーは「仕事をしている気分」で、欧州ツアーは「生活の一部」という感覚だとか。欧州でなら日曜の試合が終わると2時間半くらいで家に帰れることが多い。「そりゃ米国はコースもいいし、選手もいい。でもボクはクォリティに重点をおいた人生を歩みたいと思っている」 まだ25歳なんですけど。
日本の代表選手・尾崎直道は結局72。届かなかった。「情けない結果になってしまった。10番でパットが外れてボギー。リーは木に当てたのにグリーンに乗って、しっかりバーディ。図々しくも入れたというか・・・あとは固いプレーになってしまったし、かなわない。リーはアイアンがうまいね。風の中でもいいアイアンを打つ。勝つべくする固いアイアンをね」