李尚熹が単独首位浮上!額賀が2位で最終日へ/男子ファイナルQT5日目
1998年 札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメント
期間:06/11〜06/14 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
鈴木亨、逆転首位に立つ!
逆転男、イーグル男の異名をもつ鈴木亨。ノリ始めるとその破壊力はものすごい。4日間トーナメントのカギを握るといわれる3日目、69をマークして一気に首位にたった。
鈴木は出だしでボギー。「最終組の独特の雰囲気に固くなってしまった。ボギースタートで動揺してしまった」という。しかしここで「この2日間、ボギーは1ホールずつしか出ていない。今日も1コ出たんだからもう出ないだろう」と前向きに考えられるのが鈴木らしいところ。500ヤードの9番ロングでは気分のいいイーグルも決めた。
いま欲しいものは「勝つこと、賞金、全英オープンの出場」の3つだという。
フランコは後半調子を崩してのパープレー。「今日のプレーはぜんぜんダメ。悔しい・・」
左足は痛みはあまりないものの腫れてきて動きが鈍くなってしまった。「でもプレーが悪かったのは足のせいじゃないよ。足のことを考えすぎた頭のせい。頭のせいでプレーに集中できなくてミスを連発してしまったんだ」
今晩一晩寝れば大丈夫だという。「あと1日、頑張る。サッカーもパラグアイチームがナイスゲームをやってくれたからね」 ひょっとして夜、寝ないでテレビを見ているんだろうか。
米山剛もフランコと同様のパープレー。なんとか遅れずに付いて行けている。「スコアは悪かったけれど、ショットのイメージは悪くない。内容的には悪くないと思う。ただ難しいラインが多くてパットがあまり入らなかった」
今週のテーマは「結果ではなくスウィングのことだけ考える」こと。「だから優勝争いのプレッシャーなんてぜんぜんありません。これがいい方向に働いてくれたら、結果的にも良くなるかもしれないけど」
米山というと好調が長続きしないというイメージが強い。「以前は自分から崩れてしまった」と自らも認める。ほんとうにこのもろさを克服したのだろうか。答えは最終日に出る。実際、この米山や小達敏昭に「持続力」「忍耐力」がプラスされたら、ツアーはずいぶん面白くなると思うのだが。