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桧垣繁正、ついにツアー勝利

ツキもあった。しかし貯金を生かした堅実なプレーで桧垣繁正が逃げきった。大物と言われてプロ入り5年目の28歳、ついに念願のツアー初優勝を手に入れた。

3打差をもってのスタートだったが、決して楽な勝利ではなかった。3番でボギー先行。アウトは1つ落とした。しかしインに入ってから10番11番とバーディ。ほぼ安全圏というムードになりかかった15番でボギー。そして名物ホールの16番、セカンドショットが大きく左に曲がった。

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「バーディとれば勝てると思った。それで力がはいって、手が返って・・・。打った瞬間、またやっちゃった!と思った」

97年のヨネックス広島、優勝街道をつっ走りながら17番でOBを打って壊滅、尾崎直道に大逆転されたときの記憶がよみがえったはずだ。
しかしOBゾーンへ跳ねたボールは立木に当たって嘘のようにラフへ戻った。「本当にツキがあった。ラッキーだった」桧垣自身つくづく感じる。

「でもそんなにすごいプレッシャーはなかったんです。朝の練習でも調子はすごくよかったし。とにかく自分がアンダーで回れば勝てるんだ、と言い聞かせてプレーしました」 16番を切り抜けて、乗るか乗らないかが分かれ目の17番を1オンした段階で「勝てた」と思ったという。あとは追いかけてくる選手もいない状況だったから18番は安全に3オンのボギー作戦。

「学生時代からコーライは好きなイメージがあるんですが、パターには本当に助けられました。まだまだ技術的に改善しなければいけないことが多いです。それをマスターして、もう1勝するつもりで取り組みます」

一瞬は希望をいだいたオーストラリアのS.コンランだったが、結局単独2位。「去年は3位。今年は2位。来年は優勝かな。そうなったら幸せだね」

一時は激しく追い上げた尾崎健夫は15番のダボでガックリ。終わってみたら、いつのまにか浮上してきたジャンボと同順位。仲良く4位を分け合った。不本意なんだろうな、きっと。

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1999年 フジサンケイクラシック



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