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尾崎直道、4日間首位の完全優勝

バーディ男の鈴木亨が激しく追い上げた。尾崎直道もちょっと崩れかかりそうだった。しかし15番、17番で勝利を決定的にするバーディ。結果的には鈴木に2ストロークの差をつけて4日間首位を譲らずの完全優勝。粘りのジョーの典型的な勝ちパターンだった。

10番、13番をボギーとして実は暗雲たちこめる気配だった。鈴木亨がガンガン攻めて追い上げてくるのに、悠々トップのはずの尾崎はジリ貧模様。下手すると追いつかれるか・・とさえ思われた。

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「正直いって、こんなに苦労するとは思わなかった。やっぱり勝つのは大変だと思ったね」という尾崎。15番ロングホールの3打目を80センチに寄せてようやく愁眉を開いた。17番ロングでも長いパットが入ってくれた。これで鈴木に3打差。ここまで差をあけることができたから最終18番のボギーにも動じないですんだ。

これで2年ぶりの優勝。去年生まれた2番目の男の子に対しては、初めて見せる父の勝利の姿となった。「ほんと、久々という感じがする。米国から帰ってすぐ初戦で勝てるとは思っていなかった。ワールドランキングのポイントのこともあるし、日本でかっこよくスタートしたいなとは思っていたんだけど」

これだけ頑張れた背景にはワールドランキング制があるという。少しでもポイントを稼ぎたい。1試合も捨てるわけにはいかない。そうした1試合1試合の獲得ポイントの積み重ねが、たとえばマスターズ出場にもつながっていく。

今年は日米半々の出場を予定している。「米国でも15試合でなんとかシード入りしたい。25試合とか30試合でようやくシード獲得みたいなのはもうイヤなんだ。だから日本で稼いで賞金ランキング上位に乗せて存在価値を示す。それで米国に戻ってシードに挑戦する。こういう形にできたのは嬉しいね」

鈴木亨は惜しかった。ノーボギーで追い上げながら14番でつまづいてしまった。15番で取り返しはしたが、もう間に合わなかった。「上にいるのが実力者(直道)だからね。うまくはいかないよ。でも2位は絶対に死守しようと思ってた」という。「納得のプレーです。爆発的なゴルフじゃない、こういうふうに積み重ねていくゴルフが自分にもできるんだ。これからが楽しみです」

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1999年 つるやオープンゴルフトーナメント



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