フェニックス歴代覇者は上位で決勝ラウンドへ
2000年 Philip Morris Championship
期間:10/26〜10/29 場所:ABC GC(兵庫)
室田首位。日下部が追い上げ
室田淳が2つのばして、首位をキープした。トップスタートした川岸良兼はパープレーで5アンダー3位タイ。他に68と伸ばしてきた田中秀道、片山晋呉、今野康晴の若手が3位グループに顔を揃えている。6アンダー2位には前日1アンダー24位の日下部光隆がバーディを重ねて急浮上してきた。
プロとして出場初の予選通過となった星野英正は、今日4オーバーとしながらも前日の貯金を活かしてトータルイーブンの26位タイ。ジャンボ尾崎はバーディに見放されて78。今季自己最低スコアを叩いてしまった。息子・智春は69とスムーズな滑りだしを見せた昨日とは打って変わり83、またも予選通過ならず。
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風が強く苦しめられた選手が多かった中、室田淳は1人楽しくラウンドできたようだ。ドライバーが予想より飛びすぎて、11番ホールは第2打の計算が合わずにグリーン奥まで行ってしまった。「距離が出ると楽しいね。ドライバーが飛ぶと何だかウキウキゴルフができる。アマチュアの人の気持ちが良くわかったよ」
新しく手にしたクラブはテーラーメイドの300Ti。田中秀道、杉本周作も今週から使用しているという。582ヤード、パー5の4番ホールでのバーディは「2オンに成功。昨年までは考えられなかったけど、今週は狙っちゃったね」 パッティングの調子は今一つで、入れ頃をかなり外しているが気にも留めない。「笑いが止まらないよ。2打目の番手が3つは違うもん」 ちなみにトップ争いは滅多にしないから、優勝スコアは予想もつかないという。
67をマークして2位まで順位を上げてきた日下部光隆は、7バーディ、2ボギー。19パットでプレーした。「あと2日間、今日くらいパットが入れば誰がやっても優勝するだろうなあ」
2年3、4カ月スウィング改造に時間を費やしてきた日下部。昨年の米山剛、今年の佐藤信人を例に挙げて「長い間シードを取る選手はいいスウィングが身に付いている。正しいスウィングできるようになれば、彼らくらいやれるはず。昨日は75パーセントできた。コースに出ると昔の悪い癖が出てしまうので、練習場のようなスウィングを目標に頑張ります」