通算31勝 石井哲雄氏が死去
2000年 日本プロゴルフ選手権
期間:05/11〜05/14 場所:カレドニアンGC(千葉)
東 首位をキープ。佐藤信人が追い込んで1差に
東聡がトーナメントリーダーの座を死守している。ボギー先行のいやな雰囲気だったが踏みとどまっての3バーディ、3ボギー。明日に一応は王手をかける形となった。佐藤信人も伸び悩んだが終盤で貴重なバーディが2つ。上がりホールもバーディとして気分よく1打差の最終日にのぞむ。
もし明日、東、佐藤が足踏みするようだと田中秀道、桧垣繁正あたりも優勝争いに絡んで激戦になる可能性も大。スンナリとは決まらなそうな予感だ。
<< 下に続く >>
初日から首位を走り続けている東聡だが、だんだんスコアが悪くなっているのが気がかり。「67-69-71だから、明日は2オーバじゃないの。気分的には何も変わっていないつもりなんだけど、フェアウェイに打ちたいという気持ちがちょっと出すぎかな。今日もチョロチョロとラフ入れたのが苦しんだ原因です」
しかし焦りはない。「それだけのことを自分はやっている。やっているという裏付けがあるから、自信を持てる。だから今日のゴルフもぜんぶ納得済みです」という。今日もスタート前、打球練習の他にいつものトレーニングをこなした。もうルーチンワークになっている。本当はもっとトレーニングしたいのだが、ちょっと時間がたりないくらいだという。
佐藤信人の最終ホールは8番アイアンの3打目が50センチに付いた。明日につながるバーディ。「それより16番17番のパーセーブが大きかった。16番から雨が降ってきて、カッパを着て、遅れたと思って走った。よく素振りもせず打ったのが風の読み違い。軽率でした。でもバンカーから3メートルに乗ってそのパーパットをナイスセーブ。17番も7~8メートルあるラフからのアプローチ。うまくいきました」
先週データを見たら自分のパーオン率が2位になっていることを知った。「夢のような数字です」と佐藤は言う。実際、ショットの確率が良くなっている実感がある。またここ数週トップ10に入っているのも前向きな気持ちになれる理由という。「明日も楽しみです。日本プロも30数試合の1つと考えたいけど、でも普段の試合と違います。今日もいつもよりテンションが高くなってしまった。なんといっても日本プロですから」