選手コメント集/三井住友VISA太平洋マスターズ3日目
2002年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/14〜11/17 場所:太平洋C御殿場コース(静岡)
2週連続を狙うジョーンズが首位。米国帰りの田中秀道が単独2位だ!
国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」が、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開幕した。海外からの招待選手が多い中、今年米国ツアー挑戦1年目にして、来シーズンのシード権を獲得した田中秀道が好スタートをきった。
招待選手のチャールズ・ハウエル、アマチュアの宮里優作とラウンドした田中は、スタートの10番ホールでいきなりバーディを奪った。前半は15番でもバーディを奪い、折り返した5番まではパープレー。しかし、終盤6番パー5から3連続バーディを奪い5アンダー単独2位で初日を終えた。
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「今日は18番ホールにつきますね。セカンドの218ヤードを5番アイアンで打ったら『ペチッ』という音がするくらいのドシャンクでした。正直、昨日から不安だった。寒さもあったし、体のキレも良くなかったし。でも、18番のシャンクで目が覚めた。自分で変にいい方に期待しないようにしたのが良かった」
この日最もスコアを伸ばしたのは、先々週の「フィリップモリスチャンピオンシップ」で、ツアー初優勝を挙げたばかりのブレンダン・ジョーンズ。好調なゴルフは健在で、8バーディ、1ボギーという内容。2位の田中の2ストロークのリードを奪い単独首位。先週がオープンウィークだったため、2週連続優勝を狙う。
「優勝のあと1週間空いたけど、ゴルフをしたのは1回だけ。それ以外は、オーストラリアに帰ってビアビアビアだったよ。パーティ一週間ということで、遊んできました。今週スタートする時は、あまり調子がよくなかった。足の付け根が痛かったので、調子としては70パーセントくらい」
3位には4アンダーをマークした兼本貴司が続き、3アンダー4位グループには4人が片山晋呉、中嶋常幸、手嶋多一に加え、アーロン・バデリーが並んでいる。バデリーは昨年この御殿場コースで行われた「ワールドカップ」にオーストラリア代表といして出場している。
その際は、初日、3日目のフォーボールでスコアを伸ばしたが、2、4日目のフォーサムで伸ばせず14位に終わっている。昨年のラウンド経験を生かし優勝争いに絡んできそうだ。
また、今大会3連覇を狙う伊沢利光は、3バーディ、2ボギーの1アンダーだった。昨年優勝争いを演じた、師匠のジャンボ尾崎と同じ13位グループに入っている。今シーズンは本来の力を出せていないが、得意なコースで完全復活を遂げられるだろうか。