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自身初の2試合連続優勝で、谷口徹が賞金争いでもトップに浮上!

国内男子ツアー「ジョージア東海クラシック」は、人気実力ある選手が上位に多数入っていたためか、約10,000人のギャラリーが会場に押し寄せた。20度を超える快晴の秋晴れ。最高のゴルフ日和に気分良くラウンドしたのは谷口徹だった。

前半を4バーディ、1ボギーでラウンドした谷口は、10番でもバーディを奪い10アンダーまで伸ばした。同じ組でラウンドした、前日首位の川原希も順調にスコアを伸ばし、1打差のリードを奪っていたが、11番で痛恨のトリプルボギーを叩いてしまった。

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これで単独首位に立った谷口は、14番でバーディを奪い11アンダーまで伸ばしたが、17番でボギーを叩いたものの2位に2打差をつけて今シーズンの4勝目を挙げた。自身初の2試合連続優勝で、今シーズンの賞金総額は1億2262万円。佐藤信人を抜いて首位になった。

「勝ち負けは結果だから、難しいところもあるけど。勝てなかったらダメということでもない。いつも優勝したいと思っているし、必ず最終日に勝つのは自分だと思って毎回やっている。だから、こういう展開になれば、自分が強いと思っている」

次週には、日本ゴルフ界の最高峰「日本オープン」が開催される。この勢いで谷口が3試合連続優勝、初のメジャー制覇を狙う。

今大会の盛り上げたもう1人は、川原希だ。最終日の11番でトリプルボギーを叩いたが、それまでのゴルフは完璧だった。そのトラブルが優勝した谷口との差といってしまえば、それまでなのだが、シード権も危ぶまれていた川原にとっては、ビッグチャンスだったのだ。

「本当に3日目、4日目は、すごく集中できた。スコアを考えず、そのホールに、目の前のボールに、今週だけは集中できた。とりあえず今週は満足です」。これで、来シーズンのシード権は手中に収めた川原だが、次週の日本オープンには出場資格がない。

谷口、川原と最終組でラウンドしたのはジャンボ尾崎だった。3日目までにスコアを伸ばしてきたジャンボだが、最終日はダブルボギーを2つ叩くなど精彩を欠いた。そして、78という大叩きをしたのもかかわらず、コメントを残してくれた。

「まあ、今日はもう、全部ドブに捨てたみたいだよ。展開が最低だった。それにしても谷口の粘りはすごい」。以前なら最終日のジャンボの迫力に誰もがたじろいだが、そのジャンボが谷口に完全に飲み込まれてしまったようだ。

2日目に首位で並んでいた片山晋呉佐藤信人は、7アンダーで並び4位。ディフェンディングチャンピオンの伊沢利光は、4日間70台と爆発することなく、2アンダー7位で終了した。 また、伊沢と同じ2アンダーでフィニッシュした矢野東は、プロ3年以内で出場30試合以内という枠で、新人賞を獲得した。

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2002年 ジョージア東海クラシック



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