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我慢のゴルフで谷口徹が今季3勝目

前日とは打って変わって晴天に恵まれ、気温も25度と絶好のコンディションのもとで行われた国内男子ツアー「アコムインターナショナル」最終日。初日からトップを走っていた谷口徹がスコアを1つ伸ばし16アンダーで優勝を飾った。

この日は20アンダーを目標にプレーしていた谷口は、スタートの1番ホールでバーディを決めたものの、その後はパッティングが思うように決まらず、7番ホールでは今大会唯一となるボギーも叩いてしまった。

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15アンダーのまま迎えた14番ホールでは張連偉に並ばれ、試合の流れは張に傾きつつあったが、自ら「勝負どころだった」と振り返る16番パー5で2打目をグリーンエッジまで運びバーディを決めた。再度1ストロークのリードを奪い、そのまま逃げ切った。

「今日はパターもショットも調子がイマイチだった。後半も1つバーディがくればと思っていたら16番でやっとチャンスが巡ってきた。勝つためには、あそこは取らなくてはいけないホール。張さんがティショットでミスをしたので、自分はフェアウェイキープを心がけた。張さんも日本では未勝利ということでプレッシャーがかかったのだと思う。年間3勝は初めてなので嬉しい。試合に出る以上は、常に優勝を目指して戦っている。通算で6勝目となったが、早く勝利数を2桁にしたい」

この優勝で谷口は賞金1,800万円を獲得し賞金ランクも2位をキープ。1位の佐藤信人との差も縮まり、年末のビッグイベントに向けて賞金王レースもヒートアップしそうだ。

単独2位には1打差で張連偉が入った。張は久光製薬KBCオーガスタに続いて2度目の2位。ツアー未勝利ながら今季はすでに獲得賞金額も3,000万円を突破し、現在ランキング19位。中国初のプロゴルファーの、日本ツアー初優勝もそう遠くはないはずだ。

そして中嶋常幸が2週連続で単独3位に入った。上がりの17番、18番を連続バーディとして14アンダーまで伸ばし、一気に順位を上げたのだ。「谷口に言っといてくれ。『あと1日あれば、俺が勝っていた』と」。先週のジャンボ尾崎の優勝に刺激を受け、秋に入りまた調子を上げてきた。今後の活躍が楽しみだ。

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2002年 アコムインターナショナル



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