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今シーズンメジャー2勝目! 佐藤信人が1億円1番乗り

国内男子ツアー「2002日本プロゴルフマッチプレー選手権」はいよいよ決勝戦を迎えた。現在賞金争いで首位の佐藤信人が、マッチプレー初参加にして決勝まで進出した近藤智弘を5&4で下した。

先手を取ったのは近藤だった。36ホールという長丁場だが、やはり先手を取った方が有利となる。スタートの1番で右の林に打ち込んだ佐藤は、パーセーブできず近藤の1アップ。6番で佐藤がバーディを奪ってオールスクエアに戻すと、8番でもバーディを奪い逆に1アップとなった。

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13、14番でポイントを奪った近藤が再び1アップとなったが、17、18番で近藤のミスが出て再び佐藤が1アップ。ここからは佐藤の一方的な展開となった。24ホール目に5アップまでいった佐藤が、32ホール目にアップドーミーホールを奪い決着をつけた。

「うれしいです。何か大げさですけれど新境地を開いたというか、自分の不得意だった分野で優勝できて、うれしいです。後半立て続けに5アップまでいって、でもマッチは流れがあるから、まだわからないと思ってプレーしていた」

佐藤は、2000年の日本プロゴルフ選手権、そして今シーズンのツアー選手権に続き、国内メジャー3勝目。今シーズンも3勝目となり、賞金総額も1億円を突破した。2年前に取ることのできなかった賞金王の座だが、今年は俄然優勢になった。しかし、シーズン大詰めのカシオと日本シリーズには出場する意思がないという。自身の目標でもある、米国PGAツアーのQスクールに挑戦するという。

日本のツアー選手権で優勝した佐藤には、8月のNECインビテーショナルと、9月のアメックス選手権の出場資格が与えられた。「NECに行ったときに思ったんですけど、全英オープンとか大きなところに僕はまず、慣れないとダメだなと思ったんです。僕は度胸がないから、ものおじをしてしまって、ああいう人たちに慣れないと・・・。だから、PGAツアーに出場して、PGAメンバーといつも回っていれば慣れてくるでしょう」
賞金王のチャンスがあるのに、Qスクールに加え、アメックスに出場するのはつらいということで、アメックスには出場しない予定だという。来週からの3試合、サントリーオープン、全日空オープン、アコムインターナショナルで再び賞金を稼ぎ初の賞金王を狙う。

そして、最年少優勝記録更新を狙った近藤は、昨日までの粘り強さが見られなかった。強気のパットが決まらず、ゲームを組み立てることができなかった。58キロというスリムな身体から、切れ味鋭いショットで攻める近藤は、初出場ながらデフェンディングチャンピオンのディーン・ウィルソンを破り、準決勝では「絶好調宣言」をした片山晋呉を下す大健闘を見せた。今後の活躍も期待する。

また、片山晋呉宮瀬博文で行われた3位決定戦は、両者一歩も譲らぬ戦いとなった。1番で片山が1アップのリードをしたが、6番で宮瀬が取り戻した。その後は18番を終了してもスコアが動かずエキストラホールへ突入した。11番ホールで行われた19ホール目、2オンに成功した片山が、長いバーディパットを決めて3位賞金900万円を手にした。

※【ドーミーホール】:そのホールで勝つか引き分ければ、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【アップドーミー】:そのホールで勝てば、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【スコアの見方】:例)「2アンド1」:「2」はアップ数を指し、「1」は残りホール数を指す。
マッチプレーでは、勝ちが決定したホールで試合は終了となる。

関連リンク

2002年 日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯



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