ブリヂストンオープン/尾崎直道にインタビュー
2003年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント
期間:10/23〜10/26 場所:袖ヶ浦カンツリー倶楽部 袖ヶ浦C(千葉)
壮絶なプレーオフを制し、尾崎直道がツアー30勝達成!
千葉県の袖ヶ浦カンツリー倶楽部で開催された、男子ツアー第23戦「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」の最終日。この3日間に比べ、最終日は風が強いコンディションとなったが、それでも上位陣はスコアを伸ばしていった。
17アンダーの首位でスタートしたオーストラリア出身のポール・シーハンは、前半を2バーディ2ボギーと伸び悩んでいた。
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そんな中、猛然とチャージをかけてきたのが14アンダーの4位タイでスタートした尾崎直道だった。出だし1番、2番で連続バーディを取って波に乗ると、後半15番、16番でも連続バーディを奪って、順調にスコアを伸ばしていった。最終18番パー5では、イーグルを逃すも確実にバーディを奪い、21アンダーでフィニッシュ。
この時点で2位のシーハンとは2打差。ギャラリーも尾崎の優勝だと思い、おおいに沸いていた。
ところが最終組のシーハンが、18番で2オンに成功すると、下り6メーターのイーグルパットをねじ込み、勝負はプレーオフに持ち越された。
プレーオフ1ホール目の18番、尾崎は右のラフへ。シーハンは左の林に打ち込んだ。3打目でグリーン手前に載せたシーハンに対し、直道は3打め60ヤードのアプローチをピンハイ20センチにつけて、イージーバーディ。シーハンは、外せば負けという10メートル以上のバーディパットを執念で決め、再び18番のティグラウンドへ向かうことになった。
プレーオフ2ホール目は両者2オンに成功。イーグルパットを外すものの、尾崎が先にバーディを沈めた。一方、シーハンは返しの1.5メートルのバーディパットを外し、壮絶な試合の幕を閉じた。