日本プロゴルフマッチプレー選手権優勝/T.ハミルトンインタビュー
2003年 日本プロゴルフマッチプレー選手権
期間:09/04〜09/07 場所:ニドムクラシックコース(北海道)
昨年の優勝、準優勝者が1回戦で姿を消した!!
国内男子ツアー第17戦「2003 日本プロゴルフマッチプレー選手権」が、北海道の苫小牧市にあるニドムクラシックコースで開幕した。昨シーズンのこの大会以降、約1年間の成績で上位32名の真剣勝負が始まった。
マッチプレーに波乱はつきもの。昨年の大会で優勝した佐藤信人と、佐藤に敗れはしたが準優勝に輝いた近藤智弘が、揃って初戦で敗退してしまった。今野康晴と対戦した佐藤は、1、2番ホールで連続バーディを奪い先制攻撃を仕掛けた。しかし12番ホールでマッチイーブンにされると、その後は一進一退の攻防が繰り広げられたが、終盤の17、18番を連続して取られ逆転負け。
ベテランで勝負強い渡辺司と対戦した近藤は、2番でボギーを叩くと3番ではバーディを奪われ2ダウン。その後3ホール奪い何とか喰らい付いていたが、17番パー3でバーディを奪われ、1ホール残して勝負がついてしまった。
その他の選手では、3ヵ月の休養明けとなった中嶋常幸が注目された。過去マッチプレーで3勝している中嶋だが、ミャンマーのゾウ・モウに3番ホールで先制されると、自分のペースに持ち込むことが出来なかった。16番でドーミーホールを迎え、そのホールも奪えず3アンド2で敗れてしまった。
この日最も大差で勝利を掴んだのは、2試合目に登場した星野英正だった。7つのバーディを奪い、6アンド5の大差で友利勝良を下した。1996、98、99年と日本アマに3勝している星野だが、この時の日本アマはマッチプレーではなかった。しかし、プレッシャーのかかる場面でも実力を発揮するという点では、昨年2位になった同年代の近藤を上回っているのかも知れない。
明日は2回戦の8試合が行われる。決勝戦は2ラウンド分の36ホール、したがって優勝するには残り5ラウンド戦わなければならない。精神力と体力、そして運も味方につけた者が頂点に立つのだ。
※【ドーミーホール】:そのホールで勝つか引き分ければ、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【アップドーミー】:そのホールで勝てば、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【スコアの見方】:例)「2アンド1」:「2」はアップ数を指し、「1」は残りホール数を指す。
マッチプレーでは、勝ちが決定したホールで試合は終了となる。