【大会2日目】川村昌弘が首位タイに浮上!石川は30位タイ
2012年 コカ・コーラ東海クラシック
期間:09/27〜09/30 場所:三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)
単独首位にH.W.リュー 川村が1打差を追う!石川は16位T
◇国内男子◇コカ・コーラ東海クラシック 3日目◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7315ヤード(パー72)
予選ラウンド2日間の快晴から一転、曇り空のもと行われた第3ラウンドは、難易度の高いセッティングで上位陣が軒並みスコアメイクに苦しむ中、5ストローク伸ばしたH.W.リュー(韓国)が、通算5アンダーで単独首位に浮上した。
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首位タイからでた川村昌弘は、この日3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパーにとどまり一歩後退。追い上げを見せるキム・キョンテ、キム・ヒョンソンら韓国勢と並び、通算4アンダー、2位タイに続いている。通算3アンダーの単独5位には、この日5バーディ、1ボギーの「68」をマークした平塚哲二が浮上した。
通算3オーバー30位タイからスタートした石川遼は、3バーディ、2ボギーの「71」でラウンドし、3日目にして初のアンダーパーをマークして通算2オーバー、16位タイに順位を上げている。
なお、最終ラウンドの行われる30日(日)は台風接近の予報を受け、スタート時刻を当初の予定より約1時間早め、3サム2ウェイで第1組は午前7時にティオフ。最終組の予定スタートは同8時40分となった。
<上位は大混戦!難コースで韓国の新鋭は逃げ切れるか>
キム・ヒョンソン、キム・キョンテといった同郷のプロを抑えて単独首位に立ったH.W.リュー(リュー・ヒュヌ)は、2007年にプロ転向した31歳の遅咲きプレーヤーだ。2009年の韓国ツアー「新韓オープン」で優勝し、昨年末の日本ツアーのファイナルQTを8位で通過した。今シーズンはトップ10に2度入り、現在の賞金ランキングは50位。シード権獲得を第一目標に本格参戦初年度を戦っている。
そのリューは予選ラウンドを終えた時点で通算イーブンパーの13位タイ。すると各選手が苦しんだ3日目、4番では7メートル、5番では10メートルをパターで沈めて勢いづいた。全選手の平均ストローク73.668の中で6バーディ、1ボギーの「67」はベストスコア。3日間で叩いたボギー以上のホール数「7」は全選手中最も少ない。
「難しいコースなので、ティショットをフェアウェイキープすること、セカンドをグリーンに乗せることだけ考えてやっていた」と振り返ったトーナメントリーダー。「飛ぶほうではないけれど、ショットは真っ直ぐです。パッティングも上手い」と、1つ年下の後輩を評すのはヒョンソン。優勝した「新韓オープン」でラウンドをともにしたキョンテも「パッティングが良い。真っ直ぐなゴルフスタイルの選手」と表現する。
持ち前の安定感を最後まで発揮できれば、待望の日本初勝利。「安全に行きたい。自分のプレーに集中して、今日と同じようなゴルフができたら」とスタイルを崩さず三好での戦いに徹する。