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I.J.ジャンが7シーズンぶりの勝利! 石川は11位タイ

◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日◇名古屋ゴルフ倶楽部・和合コース(愛知県)◇6,545ヤード(パー70)

4位タイからスタートしたI.J.ジャン(韓国)が5バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算8アンダーで逆転勝利。プレーオフで敗れた昨年大会のリベンジを果たすとともに、05年「三菱ダイヤモンドカップ」以来となる7シーズンぶりのツアー通算2勝目を手にした。

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通算6アンダーの2位タイに、スティーブン・コンラン(オーストラリア)と白佳和。通算4アンダーの4位タイに、谷原秀人プラヤド・マークセン(タイ)が続いた。石川遼は3バーディ、3ボギーと伸び悩み、高山忠洋らと並び通算2アンダーの11位タイで4日間を終えている。

I.J.ジャン、韓国勢初の大会王者に>
昨年大会でブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)にプレーオフで破れ、涙をのんだジャンが、見事な逆転優勝で2526日ぶりとなる勝利を飾った。トップとの差2ストロークを追って、最終組の一つ前でプレーすると、前半に3バーディを奪って首位に浮上。中盤は他選手のスコアを認識していなかったが、16番で残り105ヤードの第2打をピンそば1メートルにつけてこの日5つ目のバーディを決め、通算8アンダーとすると、リーダーズボードの一番上にあった自分の名前を見つけた。

「何も考えられないけれど、本当に嬉しいです」。2004年の韓国ツアー賞金王は翌年、日本参戦5試合目にして1勝を挙げたが、その後は優勝にあと一歩が届かないシーズンが続いた。08年にはシード権を喪失。翌年に復帰したが、ドローボールの習得のためスイング改造に取り組むうちに「分からなくなってしまった」と苦しんだ。それでも前進を続ける過程で「去年は負けたけれど、名古屋に来たら気持ちが良くなる。コースも、食べ物も大好き。おとといは、ひつまぶしを食べました」という土地で、復活Vを手繰り寄せた。

ロサンゼルスに住むサンディ夫人、7歳になった息子のエイデンくんとは毎日国際電話で連絡を取り合っており、この日は最高の報告ができた。今年2月に39歳となってベテランの域に達したが、後輩のキム・キョンテベ・サンムンに刺激を受け今シーズンの目標は「賞金王」とキッパリ。そして夢のPGAツアー参戦に向けても意欲を見せた。

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