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B.ジョーンズがプレーオフを制す! 石川は12位タイ

愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部和合コース(パー70)で開催されている、国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」の最終日。通算9アンダーでホールアウトしたブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)とI.J.ジャン(韓国)のプレーオフとなり、これを制したジョーンズがツアー通算10勝目を手にした。

通算8アンダーの3位タイには、片山晋呉河野晃一郎、朴星俊(韓国)。通算7アンダーの単独6位に池田勇太が続いた。6打差を追ってスタートした石川遼は、12番でダブルボギーを叩くなど、この日イーブンでホールアウト。通算3アンダーの12位タイに終わり、大会連覇はならなかった。

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<ブレンダン・ジョーンズが通算10勝目>

通算9アンダー、2位に2打差をつけて最終日を迎えたブレンダン・ジョーンズは言う。「2打差というのは難しい。アグレッシブに行くべきか、状況を見て守るのか・・・」。同じ最終組となったI.J.ジャンが1番、2番で連続バーディ。3番ボギーのあと、5番でもバーディを奪ったジャンに、通算9アンダーで並ばれた。

それでも、ジョーンズは冷静だった。「I.Jは毎ホール、バンカーから寄せて1パット。僕はフェアウェイ、グリーン、2パット。明らかに僕の方が良いゴルフをしていた」。一時はジャンにリードを許し、15番ではティショットを引っ掛けてOBぎりぎりのところまで行くが、このホールもパーセーブ。ジャンに17番で再び並ばれてプレーオフに突入したが、1ホール目できっちりバーディを奪い、長い闘いに終止符を打った。

「このコースはとても難しいし、勝つためにはチッピングとパッティングが大切。僕は小技が弱点と思われているので、このコースで勝てるということを証明したかった」。2001年からツアーに参戦し、10年が経った。節目となるツアー通算10勝目を挙げたジョーンズは、「石川は9勝だろ。最終的には抜かれると思うけど、今は僕の方が上を行ってる」とおどけて見せた。

<片山晋呉がついに覚醒「スイッチが入った」>

強い雨が降り、厳しいコンディションとなった最終日。片山はノーボギーのラウンドで4つスコアを伸ばして3位タイに食い込むと、自信を漲らせてこう話した。「いいゴルフだった。ようやくゴルフをしていて前向きというか、やるんだという意識が高まってきている。一昨年のマスターズでオフになったスイッチが完全に入りましたね」。優勝したジョーンズとは僅かに1打差。08年以来の勝利に向けて、通算26勝の眠れる男が完全に目を覚ました。

<石川遼、逆転の夢は叶わず>

昨年の最終日に世界最少スコアの「58」を出して逆転優勝を飾った石川だったが、今年その再現は叶わなかった。最終日はスコアを伸ばせず通算3アンダーの12位タイでフィニッシュ。「(連覇へ)全力を尽くしたけど、簡単じゃない。また来年リベンジしたいです」と悔しさを滲ませたが、スイングには手応えを感じ次週以降への期待も抱かせた。

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2011年 中日クラウンズ



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