死闘を制した藤田寛之にインタビュー
2004年 東建ホームメイトカップ
期間:03/25〜03/28 場所:東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)
片山が粘りを見せるも届かず、藤田寛之が死闘を制す!
三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋で行われている、2004年日本ツアーの幕開け「東建ホームメイトカップ」の最終日。大会ホールよっては時折吹く強い風と、硬く速いグリーンで選手たちはスコアメイクに苦しんだ。
大会最終日に粘りを見せたのは片山晋呉。終盤の17番パー5では、ピンまで残り250ヤードをスプーンで打った2打目はグリーンを越えて、奥のグラスバンカーにつかまってしまう。だが絶妙なアプローチを見せ、ピン側30センチにつけてバーディ。これで1アンダーとしたが、18番はティショットを左に曲げてバーディを奪うことができず2位タイでフィニッシュした。
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優勝争いは、13番から15番まで3連続バーディを奪った藤田寛之と、首位からスタートしたチャリー・ウィ(韓国)の一騎打ちに。首位を走るウィに追いついた藤田は、16番パー3でアプローチを寄せきれずボギーとしてしまい、再びウィが単独首位に立つ。
続く17番パー5、ウィはグリーンエッジからパターで確実に寄せてバーディ。藤田はグリーン周りからのアプローチに失敗したが、執念で6メートルのバーディパットをねじ込んで喰らいついた。
そして藤田が1打ビハインドで迎えた最終18番。藤田は右手前5メートルにつけバーディをものにする。一方、ウィは2打目をグリーン奥に外し、アプローチは1メートルに寄せるものの、痛恨の3パットでダブルボギー。結果藤田がウィを下し、劇的な幕切れとなった。
そのほか、4月8日から行われるマスターズに挑戦する伊沢利光は、アプローチに精彩を欠き、この日3オーバーとスコアを崩した。結果通算3オーバーの9位タイで競技を終えている。