藤田58位、石川91位にランクダウン/男子世界ランキング
2006年 3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!
期間:12/08〜12/09 場所:キングフィールズGC(千葉)
LPGAチームが男性軍を圧倒! 圧倒的な強さで完全優勝を果たす!
PGA(日本プロゴルフ協会)、JGTO(日本ゴルフツアー機構)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)の国内3大ツアーによる対抗戦「3TOURS CHAMPIONSHIP 2006 IMPACT!」の最終日が、千葉県にあるキングフィールズゴルフクラブで行なわれた。第3ステージはLPGAが10ポイント、PGAが9ポイント、JGTOが5ポイントを獲得。第4ステージはPGAが5ポイント、LPGAとJGTOが9.5ポイントずつを獲得し、最終的にLPGAがトータル37ポイントで優勝。以下、PGAが30.5ポイントで2位、JGTOが28.5ポイントで最下位となった。
降りしきる冷たい雨も、男性軍の勝利への執念も、LPGAチームの勢いを止めることはできなかった。
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第3ステージをトップでスタートした飯島茜が、レギュラーツアー3年連続賞金王の片山晋呉に2打差をつけ、PGAチームの尾崎健夫と2.5ポイントずつを分け合う。続く宮里藍は、好調なパットを武器に4バーディノーボギー「32」と完璧なゴルフを展開。シニアツアー賞金王の室田淳に競い勝ち、3ポイントを獲得した。続く横峯さくらも1バーディ1ボギーのイーブンパーでまわり、青木功と谷口徹を撃沈。最終組ではPGAチームの高橋勝成が貫禄のゴルフを見せ、3ポイントを獲得するも、さらに上昇気流に乗ったLPGAチームには及ばず。第3ステージを終えた時点で、LPGAがトータル27.5ポイントで1位、以下PGAが2ポイント差の25.5ポイントで2位、JGTOが19ポイントで最下位となった。
続いて行なわれた第4ステージでは、LPGAの外国勢が本領を発揮。トップスタートの辛ヒョンジュ(韓国)が17番、18番で連続バーディを奪う逆転劇を演じ、3ポイントを獲得。続く魏ユンジェ(台湾)も4バーディノーボギー「32」をマークし、谷口徹に5打差、中嶋常幸に6打差をつけて圧勝する。今大会のポイントゲッター横峯さくらは、最終ホールでダブルボギーを叩き最下位に終わるが、PGAチーム、JGTOチームにとっては焼け石に水。最終組に用意された片山、青木、宮里のドリームマッチでも、宮里は最終ホールでバーディパットを冷静に沈め、片山と2.5ポイントを分け合う。最終的に、LPGAチームがトータル37ポイントを獲得して優勝し、最下位に終わった昨年の雪辱を見事に果たした。2位は、トータル30.5ポイントを獲得したPGAチーム。昨年優勝したJGTOチームは、トータル28.5で最下位に終わった。
最終日だけで5.5ポイントを稼いだ宮里は、「去年は3位で悔しい思いをしたので、リベンジできて嬉しいです」と笑顔を見せれば、横峯も「一人ひとり力を合わせて優勝できたので、凄く嬉しかったです」とコメント。実力でも人気でも女子ゴルフ界を2分する両ヒロインが、ギャラリーだけでなく対戦相手をも魅了した大会となった。
<3rdステージ>
第1試合 片山晋呉 1pt、尾崎健夫 2.5pt、飯島 茜 2.5pt
第2試合 近藤智弘 1pt、室田 淳 2pt、宮里 藍 3pt
第3試合 谷口 徹 1.5pt、青木 功 1.5pt、横峯さくら 3pt
第4試合 手嶋多一 1.5pt、高橋勝成 3pt、魏ユンジェ 1.5pt
<4thステージ>
第1試合 手嶋多一 2pt、室田 淳 1pt、辛ヒョンジュ 3pt
第2試合 谷口 徹 1pt、中嶋常幸 2pt、魏ユンジェ 3pt
第3試合 近藤智弘 3pt、尾崎健夫 2pt、横峯さくら 1pt
第4試合 片山晋呉 2.5pt、青木 功 1pt、宮里 藍 2.5pt
<総合>
LPGA 37pt、PGA 30.5pt、JGTO 28.5pt