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2007年 全英オープン
期間:07/19〜07/22 場所:カーヌスティGC(スコットランド)

歴史は繰り返される!?死闘を制したのはパドレイグ・ハリントン

スコットランドのカーヌスティゴルフリンクスで開催されている「全英オープン」の最終日。8年前の「カーヌスティの悲劇」、その再現ともいえる展開が起きてしまった。9アンダー単独首位でスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が前半からスコアを崩し、優勝争いは大混戦。優勝争いはガルシア、パドレイグ・ハリントン(アイルランド)、アンダース・ロメロ(アルゼンチン)の3人に絞られた。

初日から単独首位を守るガルシアは3番でバーディを奪い10アンダーまで伸ばしたが、5番でボギーを叩くと、7番、8番でもボギーを叩き7 アンダーに後退。ガルシアをかわし首位に浮上したのはアルゼンチンのロメロだった。2アンダー10位タイからスタートしたロメロは、前半で3ストローク伸ばすと後半に入ってもバーディを量産。12番でダブルボギーを叩いても13番から4連続バーディを奪い9アンダーまで伸ばした。

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ところが、17番で2打目をOBにしてしまいダブルボギー。最終18番もボギーとし6アンダー単独3位で終了。最終日に10バーディを奪いながらも後半2つのダブルボギーが優勝争いから引きずり下ろした。

代わって首位に浮上したのが、14番パー5でグリーンエッジからイーグルを奪ったハリントン。1イーグル、4バーディと6ストローク伸ばして9アンダーで最終18番を迎えたハリントンは、ティショットでドライバーを選択し、フェアウェイ右サイドのバリーバーン(小川)に入れてしまった。そして、3打目もグリーン手前のバリーバーンへ。5打目でピン奥1メートルに寄せ、ダブルボギーフィニッシュ。7アンダーでガルシアを待つことになった。

そして、最終組でラウンドするガルシアが8アンダーで迎えた最終18番。アイアンでのティショットでフェアウェイを捕えたガルシアだが、2打目をグリーン左手前のバンカーへ。3打目をピン奥1.5メートルにつけたが、パーパットはカップ左淵に蹴られボギー。7アンダーでホールアウトしたガルシアとハリントンのプレーオフに突入することになった。

プレーオフは1番、16番、17番、18番の4ホールストロークプレー。1番でハリントンがバーディを奪い、ガルシアはボギー。最終18番をボギーとしたが、1打差を守り抜いたハリントンが長い戦いに終止符を打った。

大会3連覇を狙ったタイガー・ウッズは、最終日にチャージを賭けたかったが、いまひとつ噛み合わず4バーディ、3ボギーの「70」。通算2アンダー、12位タイに終わった。そして、日本勢で唯一決勝ラウンドに進出した谷口徹は、バーディを奪えず5ボギー。通算12オーバー60位タイで終了した。

2007年 全英オープン



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