【WORLD】欧州選抜の強さの秘密とは/ライダーカップ
2003年 トロフィーランコム
期間:09/11〜09/14 場所:サンノラプレッシェGC(フランス)
首位を明け渡さず!R.グーセンが1年振りのツアー9勝目
2003年欧州ツアー第33戦『トロフィーランコム』が9月11日(木)から9月14日(日)までの4日間、フランスはパリのサンノラにあるサンノラプレッシェGCで開催された。先週は南アフリカのアーニー・エルスがシーズン4勝目を挙げたが、今週は同じ南アフリカのレティーフ・グーセンが、4日間首位を明け渡さずシーズン1勝目を飾った。
2位に3打差の17アンダーでスタートしたグーセンは、得意の1番パー4でバーディを奪い、5番でもバーディを奪った。この5番パー4では3バーディ、1イーグルで5ストローク伸ばしている。そのまま順調にスコアを伸ばすかと思われたが、6番以降は4つのボギーを叩き、それまでの安定度が揺らいでしまった。しかし追う立場の選手たちも伸ばせず、18アンダーでグーセンの優勝が決まった。
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2001、02年と2年連続して賞金王になっているグーセンだが、今シーズンは勝利に恵まれなかった。開幕戦の「ジョニーウォーカークラシック」では親友でありライバルでもあるエルスに優勝をさらわれ、2戦目の「マレーシアンオープン」では惜しくも2位。7月の「全英オープン」でも10位と、今一歩のところで勝利から遠ざかっていた。
4打差の2位には、アイルランドのポール・マギンリーが入った。グーセンと同じ最終組でラウンドし、1番ホールでいきなりボギーを叩いてしまった。グーセンを楽な展開にさせないと、マギンリーも踏ん張った。5番ホールから4つのバーディを奪い17アンダーまで伸ばした。このバーディラッシュで一気にグーセンを捕える勢いだったが、16番パー5で悪夢のダブルボギー。さらに最終18番パー3でもボギーを叩き万事休す。2年ぶりのツアー4勝目にはならなかった。
今週は米ツアーから「全英オープン」優勝のベン・カーティスが招待出場した。つねにマスコミに追われたが、成績は至って平凡。通算3オーバーの70位で競技を終えた。