欧州PGAツアー「トロフィー・ランコム」プレビュー
2003年 トロフィーランコム
期間:09/11〜09/14 場所:サンノラプレッシェGC(フランス)
今週はグーセンか!? 南アフリカの2強がツアーをリード!
2003年欧州ツアー第33戦『トロフィーランコム』が、フランスのサンノラプレッシェGCで開幕した。1976年からスタートした大会で、今年27回目の開催を迎えるのだが、残念なことに今年でその歴史に幕を下ろすことになっている。
初日首位に立ったのは、8アンダーをマークした南アフリカのレティーフ・グーセンだ。アイルランドのパドレイグ・ハリントン、イングランドのイアン・ポールターと同じ組でラウンドしたグーセンは、スタートの10番、11番ホールで連続バーディを奪った。その後1バーディ、1ボギーで折り返すと、後半怒涛のバーディラッシュを見せた。
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1番に続き3番ホールからの4連続バーディ。さらに8番パー5ではイーグルを奪った。最終の9番でボギーを叩いてしまったが、後半だけで6ストローク伸ばしている。2000年にこの大会で優勝しているグーセンが、今シーズンの初勝利に向け最高のスタート。昨シーズン欧州ツアーの賞金王が、いよいよ本気モードに突入するのか。
グーセンを1打差で追うのは、スウェーデンのミケール・リンドバーグ。5番ホールでバーディを奪った後、8番からは5ホール連続でバーディを決めた。優勝経験がなければ、今シーズンの成績もトップ10位以内が一度もない。無名のリンドバーグがどこまで粘ることが出来るか注目される。
そして今週は、米国からメジャーチャンピオンを招いている。2ヵ月前までは誰も知らない無名の選手だったベン・カーティス。「全英オープン」というタイトルを引っさげ、欧州ツアーに初挑戦することになった。
コリン・モンゴメリー、ジャスティン・ローズとラウンドしたカーティスは、スタートの1番ホールと4番でボギーを叩いたが、バーディを4つ奪い2アンダーでフィニッシュ。35位タイで初日のラウンドを終えている。