世界各国のゴルフ事情を調査!「リオ五輪、あなたの国の代表は?」~その2~
2003年 ベンソン&ヘッジス・インターナショナルオープン
期間:05/08〜05/11 場所:サットンコールドフィールド、ザ・デベア・ベルフリィ(イングランド)
最終組が伸ばせず、10アンダーで3人が並んだ!
イングランドのサットンコールドフィールド、ザ・デベア・ベルフリィで開催されている、欧州男子ツアー「ベンソン&ヘッジス・インターナショナルオープン」。決勝ラウンドに入り、首位が3人並ぶ混戦状態になった。9アンダー単独首位からスタートしたパドレイグ・ハリントンは、バーディを先行しながらも、すぐにボギーを叩く悪循環で思うようにスコアを伸ばせなかった。後半15番で11アンダーまで伸ばしたが、最終18番をボギーにしてしまい、2位グループに吸収されてしまった。
ハリントンを捕らえたのは地元イングランドのポール・ケーシーとニュージーランドのステファン・スケイヒル。ワールドカップにも2年連続で選ばれているイングランドを代表する選手になったケーシーが、今年2月に行われたANZ選手権に続くシーズン2勝目を狙う。
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もう一人のスケイヒルは、7バーディ、ノーボギーと完璧なゴルフを披露。33歳の伏兵が欧州ツアーのトップ選手相手に互角の戦いをしている。最終日はこの3人から抜け出す選手が現れるのだろうか。
ところが、1打差の9アンダーにはディフェンディングチャンピオンのアンヘル・カブレラが、虎視眈々と逆転優勝を狙っている。前半4番ホールから3連続バーディを奪い勢いに乗ったかと思われたカブレラだが、13番から連続ボギーを叩き失速。15、17番で再びバーディを奪ったが、最終18番は同じ最終組でラウンドしたハリントンとともにボギーフィニッシュとなった。
スコアを伸ばすと思われた最終組の2人が伸び悩んだため、またしても大混戦になってしまった。5位のロルフ・ムンツが6アンダーと少し離されているため、上位4人の優勝争いが予想されるが、今シーズンの欧州ツアーは脅威的なスコアを出す選手が現れている。ハリントンらランキング上位選手が勝つか、それともスケイヒルなど伏兵が伸ばしてくるか最終日の展開が楽しみだ。