「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」1回戦 注目の組み合わせ
2004年 HSBCワールドマッチプレー選手権
期間:10/14〜10/17 場所:ウェントワースクラブ(イングランド)
セベ、プレーヤーを抜いた!エルスが接戦制し、今大会最多6勝目!
イングランドのウェントワースクラブで開催されている、欧州ツアーイベントの1つ、「HSBCワールドマッチプレーチャンピオンシップ」の最終日。アーニー・エルス(南アフリカ)とリー・ウェストウッド(イングランド)による決勝戦が行われ、接戦の末エルスが今大会最多となる6勝目を挙げた。ゴルフ界の大先輩でもあるセベ・バレステロス、ゲーリー・プレーヤーの5勝を抜き、大記録達成となった。
決勝戦の序盤は互角の戦い。エルスがイーグルを奪えば、負けじとウェストウッドもイーグルで返し、決勝戦にふさわしいレベルの高い試合となった。両者譲らないまま、オールスクエアで前半18ホールを終了。
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迎えた後半の18ホール、先に仕掛けたのはエルスだった。21ホール目をバーディ、22ホール目でイーグルとたたみかけ、エルスが2アップのリードを奪う。23番でウェストウッドが1つ返したが、28ホール目でボギーをたたいてしまい、その差は再び2アップに広がった。
そして終盤の攻防、33ホール目でウェストウッドがバーディを奪い逆転を狙うも、34ホール目を痛恨のボギーをたたいてしまった。エルスリードのドーミーホールとなった35ホール目、互いにバーディで上がり勝負あり。2000年の同大会準決勝で敗れた相手を下し、エルスは自身2度目の大会連覇を飾った。
アーニー・エルス
「10年前にこのグリーンでセベ・バレステロスを破って優勝したのを思い出しました。あれは私のキャリアでも最高と呼べる大会でした。あのゲイリー・プレイヤーが5勝を挙げた大会で6勝目を挙げることができたなんて信じられません」(ザ・ゴルフ・チャンネル)
※【ドーミーホール】:そのホールで勝つか引き分ければ、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【アップドーミー】:そのホールで勝てば、マッチの勝利が決定するホールを指す。
※【スコアの見方】:例)「2アンド1」:「2」はアップ数を指し、「1」は残りホール数を指す。
マッチプレーでは、勝ちが決定したホールで試合は終了となる。