佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第五十一回】
2004年 WGC NECインビテーショナル
期間:08/19〜08/22 場所:ファイヤーストーンCC(米国オハイオ州アクロン)
天候は回復せず タイガーが暫定7位 丸山は暫定14位
オハイオ州のファイヤーストーンカントリークラブで行われているWGC(世界ゴルフ選手権)「NECインビテーショナル」の2日目。大会初日に続きこの日も午後から豪雨に見舞われ中断を余儀なくされるなど、試合進行が大幅に遅れてしまい、大勢の選手が第2ラウンドをホールアウトできないまま、日没サスペンデッドとなった。
大会2日目を終えて通算8アンダーの暫定首位に立つのは、初日から首位を走るスチュアート・シンク。第1ラウンドの11番ホール目からスタートしたシンクは、初日の勢いをそのままに残りのホールで2つのバーディを奪い好スコア「63」をマーク。続く第2ラウンドも安定したプレーを続け、10番までを消化し2バーディ1ボギーの内容で2日目を終えた。
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また、暫定2位グループを形成するのは、ローリー・サバティーニ、ロッド・.パンプリング、クリス・ディマルコ、デビッド・トムズの4人。その中でこの日浮上してきたのはトムズだ。第1ラウンドの残り9ホールで1つスコアを落としたが、続く第2ラウンドを5バーディ1ボギーで回り、快心のゴルフを見せている。
そして、通算3アンダーの暫定7位グループには、タイガー・ウッズをはじめ、韓国のS.K.ホ、「全英オープン」の覇者トッド・ハミルトンなど7人の強豪がひしめく大混戦。タイガーは第1ラウンドの最終18番からのスタートでいきなりボギーを叩き出鼻をくじかれた。だが続く第2ラウンドでは2バーディ1ボギーのラウンドで12番ホールまでを消化した。
一方、世界ランキングNo.1の座を狙うビジェイ・シンは、初日と同様、スコアを伸ばせず苦しい展開。この日は3ホールを残して1つもバーディを奪えずスコアを2つ落として、通算5オーバーの暫定64位タイに低迷している。
また、アーニー・エルスは出だしでダブルボギーを叩くなど、この日だけで3つのダブルボギーと大乱調。スコアを大きく崩し、第2ラウンドを残り3ホール残して通算8オーバーの暫定71位タイに転落した。
そのほか日本の丸山茂樹は第1ラウンドの残り2ホールから。その最初のホールでボギーを叩いてしまったが、第2ラウンドでは徐々に調子を取り戻し、4ホール残して通算2アンダーの暫定14位タイにつけている。