2005年 ハイネケンクラシック
期間:02/03〜02/06 場所:ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)
エルス大会4連覇ならず、百戦錬磨のパリーが優勝!佐藤は16位
オーストラリアのビクトリアにあるロイヤルメルボルンGCで行われている、欧州男子ツアー第6戦「ハイネケンクラシック」の最終日。上位陣のスコアが伸び悩み、試合は大混戦となった。
首位と3打差、大会4連覇を狙うアーニー・エルスは、前半で3つスコアを伸ばしてあっという間に首位に並んだ。だが、後半に入るとなかなかバーディチャンスにつける事ができず、逆に12番で3パットのボギーなど歯車が噛み合わなくなり、後半2つスコアを落としてフィニッシュ。結局通算12アンダーの5位で競技を終え、4連覇の夢は潰えた。
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優勝争いは、最終組をラウンドする23歳ルーキーのジャロッド・ライル、ニック・オハーン、クレイグ・パリーといった地元出身の選手に絞られた。前半はパリー、ライルがトーナメントを引っ張り単独首位に踊り出たが、中盤2人ともスコアを崩すと、3人とも通算14アンダーで最終ホールを迎えた。運命の18番、ライルはティショットを左に曲げてしまいパーをセーブすることができず脱落。パリーとオハーンがパーをセーブしプレーオフに突入した。
プレーオフは、再三オハーンがバーディチャンスにつけ、試合を有利に進めていたが決めることができず。逆にパリーはきわどいパーパットを決めてしぶとく食らいついていた。決着が付いたのは、プレーオフ4ホール目の18番、互いにバーディチャンスにつけていたが、パリーがバーディパットを先に沈めると、オハーンはこれを外してしまい、パリーに軍配が上がった。
そのほか日本の佐藤信人は、前半5つスコアを伸ばす猛チャージをかけ、一気に順位を駆け上がった。後半は2バーディ2ボギーで周り、通算7アンダー16位タイで4日間の競技を終えている。