「トラディション」優勝、トム・ワトソンにインタビュー
2003年 ジェルド・ウェン・トラディション
期間:08/28〜08/31 場所:ザ・リバースバインヤーヅ & GC(オレゴン州)
T.ワトソンが再逆転でメジャー2連勝を飾った!!
米国チャンピオンズツアー第24戦『JELD-WEN トラディション』が、オレゴン州のザ・リザーブヴィニヤーヅ& GCで開催された。今シーズン最後のメジャーとなるこの試合は、息詰まる優勝争いが展開された。14アンダーにトム・カイト、トム・ワトソン、ジム・エイハーン、ギル・モーガンの4人、13アンダーにブルース・サマーヘイズ、モーリス・ハタルスキーの2人が並び、終盤誰が抜け出すか全く想像も出来ない状態。
首位4人の中で最終18番ホールで唯一バーディを奪ったトム・ワトソンが、15アンダーでフィニッシュし、7月の「全英シニアオープン」に続いてメジャー2連勝。シーズン2勝目を飾った。
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初日4アンダー5位につけたワトソンは、2日目に10ストローク伸ばし14アンダーで単独首位に立った。3日目は、周囲がスコアを伸ばす中、1人乗り遅れてしまい首位の座を明け渡してしまった。しかし最終日は前半に1ストローク伸ばし優勝争いに加わってきた。
14アンダー単独首位でスタートしたエイハーンは、前半3つのボギーで優勝争いから脱落しかけたが、15番パー5でイーグルを奪い再び14アンダーに戻したがそこまで。トム・カイトはスタートの1番でバーディを奪ったが、その後伸ばせず14アンダー止まり。
連続バーディでスタートしたギル・モーガンも4ストローク伸ばしたが、いずれも終盤に伸ばすことが出来なかった。ワトソンだけが18番でバーディを奪ったのだが、その差はメジャーに勝つという精神力と集中力。キャディのブルース・エドワーズとのコンビネーションも勝因になっているに違いない。
日本からは青木功が唯一出場していた。初日、2日目と出遅れていたが、3日目にベストスコアの64をマークし12位に浮上した。最終日はイーブンパーのため7アンダーでフィニッシュし、20位で競技を終えている。