全米シニアオープン優勝のリツキにインタビュー
2003年 全米シニアオープン選手権
期間:06/26〜06/29 場所:インバネスクラブ(オハイオ州)
T.ワトソン雪辱果たせず!2年連続2位に終わった
2003年米国チャンピオンズツアーの第17戦、今シーズンのメージャー第2戦となる『全米シニアオープン』が6月26日(木)から6月29(日)までの4日間、オハイオ州トリードにあるインバネスクラブで開催された。
2週間前に開催された「全米オープン」で、優勝したジム・フューリックをも凌ぐ話題を振りまいたトム・ワトソンが、このシニアオープンでも優勝争いを演じた。初日5アンダーの単独首位でスタートしたワトソンは、2日目に1ストローク後退したが4日間2位をキープ、通算5アンダーでラウンドし2年連続2位となった。
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最終日のワトソンは、3日目同様ショットは好調でグリーンを確実に捕らえた。しかしパッティングが決まらずバーディチャンスをものにすることができなかった。ルー・ゲーリック病と闘うキャディのエドワーズと2人3脚で試合に臨んだが、昨年プレーオフで敗れた雪辱を果たすことはできなかった。
優勝は7アンダーのブルース・リツキ。3日目に64ストロークでラウンドしたリツキが、最終日に2ストローク落としながらも逃げ切り、レギュラーツアーを通して初めてのメジャータイトルを手にした。リツキもワトソンと同じようにパッティングが決まらなかった。15番ホールでは、15メートルを超える長いバーディパットを読みきったかと思われたが、カップの1センチ手前で止まってしまった。
] 終盤、プレッシャーの掛かる17、18番ホールでは連続ボギーを叩いたが、ウィニングパットとなる2メートルのボギーパットはワトソンと同じような距離だったが、先に打たせてもらい慎重に決めた。レギュラーツアー13勝の実績を持つリツキは、チャンピオンズツアーでは7勝目となった。
今大会日本からは3名が出場していた。悲願のメジャータイトルを狙う青木功は、手の状態が思わしくなく万全の状態ではなかったが4日間健闘した。最終日は1オーバーに抑え、通算11オーバー30位。海老原清治は、初日3オーバー90位と出遅れたが、2日目は踏ん張り49位で予選を通過。しかし、決勝ラウンドでは再びスコアを崩してしまい21オーバーで最下位の58位で終わった。また、昨年の全英シニアで優勝した須貝昇は、予選2日間18オーバーという内容で決勝ラウンドに進むことができなかった。