ショットに久々の手応えを口にした横峯さくら。復調への糸口を掴めるか

神奈川県の横浜カントリークラブ 西コースで開催されている、国内女子メジャーの今季第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」の3日目。通算10オーバーの50位タイで辛くも決勝ラウンドに進出した横峯さくらは、3バーディ、2ボギーの「71」と1つ伸ばし、通算9オーバーの29位タイに浮上した。

台風も遠ざかり、強風が吹き荒れた昨日とは一転して穏やかな晴天。「コースの印象が変わってプレーもしやすかった」と前半アウトは9番のボギー1つに抑えて折り返し。後半もボギーは1つ、3つのバーディを重ね、今週では自身初となるアンダーパーのラウンドにまとめた。

天候の回復だけでなく、スイングプレーンを修正中のショットも復調の様子。「昨日よりショットも良くて、左に1回もいっていないのが自分の中では大きい」と、ショットに関して久々に前向きな言葉が続いた。「（最終日は）自分自身のショットの練習をするつもりで頑張ろう、という感じですね」。ショットの復調を確かなものにするには、繊細なショットの精度が求められるメジャーはこれ以上ない舞台。無欲で臨む学びのラウンドを、上位浮上へと繋げられるか。（神奈川県横浜市／塚田達也）