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馬場ゆかりが日本一!初メジャーに「夢のよう」

愛知県にある名古屋ゴルフ倶楽部で開催されている国内女子メジャー「日本女子オープン」の最終日。難コースとの戦いとなった4日間を終え、最後に笑ったのは身長149cmの馬場ゆかりだった。

最終日を通算6オーバーの単独首位でスタートした馬場は、前半5オーバーの「40」、後半「36」の「76」。6つスコアを落としたものの通算12オーバーで自身初のメジャータイトルを獲得した。馬場は08年以来となる自身通算3勝目。

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通算13オーバーの2位タイに続いたのは、笠りつ子アン・ソンジュ(韓国)の二人。通算14オーバーの4位タイに李知姫(韓国)と大谷奈千代が続いた。宮里藍は通算15オーバーの6位、横峯さくらは通算17オーバーの9位タイ。2日目まで首位に立っていた宮里美香は、通算21オーバーの20位タイで終えている。

<馬場、メジャー初制覇に「夢を見ているよう」>
2位に2打差の単独首位からスタートした馬場は、前半はショット、パットともに精彩を欠き、ボギーを重ねる苦しい展開。早々に首位から陥落すると、8番では80センチのボギーパットがカップに蹴られるなど、痛恨のダブルボギー。「何をやっているんだろう、という感じ。ミスショットはしょうがないけど、パット(のライン)が読めず思うようにアドレスも取れなかった。正直、苦しかった」。

その流れを断ち切ったのが直後の9番。残り128ヤードの2打目をピン右奥8mにつけ、フックラインを読みきっての会心のバーディ。「あれで元気になった」という後半は1ボギーにとどめ、辛くも1打差で逃げ切った。「こんなにオーバーしての優勝なので実感が湧いていませんね。夢を見ているようです」。08年の優勝から2位で終えること6回。ようやく手にしたタイトルは、これ以上ない格別の味となった。

<アンが2位タイ、賞金女王レースも大きくリード>
通算10オーバーの5位タイからスタートしたアン・ソンジュは、前半の2番(パー5)で3打目をピンに絡めてタップインのバーディを奪うと、続く難関ホールの3番では7mをねじ込み連続バーディ。序盤で早々に優勝争いに加わった。その後は2つのダブルボギーを叩くなど後退するが、「あれで優勝を意識した」という15番(パー5)のバーディで通算11オーバーの首位タイに再浮上。しかし、直後の16番、さらに最終18番もボギーとし、わずか1打及ばずの2位タイで終えた。それでも「持っているものは出し切った。ずっと緊張しっぱなしだったのでスッキリしています」と充実の表情。賞金も1,309万円を加算し、2位の横峯さくらとの獲得賞金差を約1,454万円差に広げた。

<藍は後半に崩れ、3打及ばずの6位>
首位を3打差で追う宮里藍は、スタートホールの1番からつまずいた。セミラフからの2打目がショートしてバンカーに打ち込み、2mを外してのボギー発進。しかし、4番(パー3)ではピン左7mをねじ込んでバーディを奪うなど、11番までに1バーディ、2ボギーと耐えしのぎ、この時点で首位タイに浮上する。だが、12番で2.5mを外してボギーとすると、その後は15番、さらに上がり2ホールを連続ボギー。首位に3打及ばず、05年以来となる今大会2勝目を逃す結果に終わった。

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2011年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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