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L.ドナルド、貫禄の完全優勝!5打差2位にはアマチュア松山英樹

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7027ヤード(パー71)

ルーク・ドナルド(イングランド)が昨年度の欧米両ツアー賞金王の実力を、まざまざと見せ付けた。2位に4打差をつけ単独首位から出た最終ラウンドも1イーグル、3バーディ、2ボギーの「68」とスコアを伸ばし、通算16アンダー。4日間トップの座を譲らず、後続に5打差をつけて日本ツアー初勝利を飾った。

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そしてその単独2位にはアマチュアの松山英樹。6位タイから「67」で回り通算11アンダーとして、前週4位に入った「三井住友VISA太平洋マスターズ」に続く好成績を収めた。10アンダーの3位に小田孔明が続いている。

9アンダーの4位タイにはブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)と並んで、藤田寛之が入り、初の賞金王戴冠、世界ランキングの上昇に前進。2週連続優勝を狙った石川遼は最終ラウンド「70」で通算1アンダーの22位タイに終わった。

<貫禄の完全優勝!アジアでの初勝利が嬉しい>

大会初日に6アンダーをマークして首位タイにつけたルーク・ドナルドはその後、最終日まで1度も首位を明け渡さず、2位に5打差をつけて優勝を果たした。今季は米ツアー、欧州ツアーで1勝ずつ挙げて、日本ツアーを含むアジア地区の試合で初めて優勝したことに「嬉しい」と話した。

2位に4打差で迎えた最終日「コースが難しいので、ビッグスコアを出す選手は少ないはず。手堅く2つぐらい伸ばせば勝てると思う」と、冷静なプレーを心がけたドナルドは、4番パー5でバーディを奪うと、7番パー5ではピンの左6mに2オンしイーグルを決めた。

「前半にスコアを伸ばせたのが良かった。9番、10番ではボギーをたたいてしまったが、12番でボードを見たらまだ4つのリードがあったので、焦ることもなく逃げ切ることができた」。9番では、今大会3つ目の3パットをたたいたが、冷静さを最後まで持続した。

使用クラブはミズノと契約し、昨年の東日本大震災後には率先して義援金を出すなど親日家。「日本はアジアで最も好きな国で、人も親切で、今回が3度目の来日になりますが、とてもくつろげます」。来年はディフェンディングチャンピオンとして「帰ってきたい」と笑顔で会場を後にした。

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