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10年ぶりの川奈制覇へ、ジャンボ尾崎が暫定首位!

国内男子ツアー第4戦「フジサンケイクラシック」が、静岡県の川奈ホテルゴルフコースの富士コースで開幕した。気温は高いのだが、ときより強い風と雨が舞う悪条件。さらには、午後1時30分に雷雨のため一時中断となった。3時にプレー再開になったが、初日は全選手がホールアウトすることができなかった。

そして、その再開を期にあの男が猛チャージを始めた。この大会に過去6勝しているジャンボ尾崎が、怒涛のバーディラッシュで7アンダー単独首位に立ったのだ。出足の1番、2番ホールで連続ボギーを叩き、ジャンボ自身も記憶にないほど最悪のスタート。しかし、5番パー5で確実にバーディを奪うと、10番ホールを終了して2アンダーまで伸ばした。そして、12番パー5からは5ホール連続でバーディを奪い、一気に首位に浮上してきた。1993年以来10年ぶりに川奈を制するか注目が集まる。

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そして、ジャンボと同じ7アンダーには、怪物こと川岸良兼がスコアを伸ばしてきた。16番パー5で、この日7つ目のバーディを奪ったが、2ホール残して日没となった。明日早朝からラウンドを再開するが、スコアを伸ばし単独首位に立つ可能性もある。2001年に賞金シードを手放した川岸は、昨年末のクオリファイで12位に入り、今シーズンの出場資格を掴んだ。2年間苦しんだ川岸が怪物ぶりを発揮するか、こちらも見逃せない。

6アンダー単独2位は、やはりベテランの室田淳。ボギーを2つ叩きながらもバーディを8つ奪うアグレッシブなゴルフで、94年以来2度目のタイトルを狙う。さらに1打差の5アンダーには、7バーディ、2ボギーの宮本勝昌。室田、宮本ともに後半5バーディを奪っているが、ボギーの数だけ首位から遅れる形になった。

若手では、注目の宮里優作が序盤2番ホールから3連続バーディを奪いリーダーボードに一番上に名前を掲げた。しかし、後半ボギーを3つ叩くなどスコアを伸ばせず1アンダー20位。そして、先週涙の初優勝を果たした星野英正は、前半全てパープレーで通過し、後半はバーディの直後にボギーを叩くという勢いに乗れぬ状態で、2オーバー66位と出遅れている。

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2003年 フジサンケイクラシック



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