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杉原輝雄氏 告別式 近親者らが最後の別れ

28日(水)に前立腺がんの転移のため死去した杉原輝雄氏(享年74歳)の告別式が、30日に近親者らによって大阪府茨木市内で営まれた。長男でプロゴルファーの杉原敏一が喪主を務め、親族を中心に20名ほどが列席した。

祭壇の遺影には、輝雄氏が生前「お気に入りだった」(敏一)という写真が掲げられ、棺には「父には“荷物が多すぎる”と怒られるかもしれませんが、天国でいつでもゴルフができるようにという僕らの気持ちです」と、帽子やポロシャツ、ズボン、グローブ、ティ、レインウェアなどが収められた。

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また、棺には用品契約を結ぶデサントとの来シーズンの契約書も収められたという。輝雄氏は以前から、「もうお役に立てない」との理由で用品契約の解除を申し入れていが、同社はこの日、東京から来シーズンの契約書を持参。惜別の想いとともに棺へと収められた。

輝雄氏は、プロ転向後の1957年から通算63勝(国内シニア、海外を含む)を達成。1977年に前立腺がんの宣告を受けた以降も、治療と並行しながらツアー出場を続けた。当時68歳だった06年の「つるやオープン」で最年長予選通過記録を樹立。さらに2010年の「中日クラウンズ」では、同一大会51回連続出場の世界記録を樹立した。同年6月の「ミズノオープン」が最後の出場競技となった。

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