藤田寛之のスイングをスーパースローで見る
2011年 三井住友VISA太平洋マスターズ
期間:11/10〜11/13 場所:太平洋クラブ御殿場コース(静岡)
今季初勝利へ藤田寛之が3打差逆転狙う
静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで開催中の国内男子ツアー第22戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」3日目。大会2日目の降雨により54ホールの短縮競技となった今大会、鈴木亨が通算11アンダーの単独首位に立つ中、藤田寛之が最終日を前に通算8アンダーの3位タイに浮上した。
2アンダー、16位タイから第2ラウンドを開始した藤田は、序盤から危なげない展開で上位進出を果たした。「ピンチが無い感じで、一番自分らしい感じのゴルフができたのかなと思う」。前後半ともに3バーディを奪ってノーボギーラウンド。最終18番(パー5)では残り233ヤードの第2打を5番ウッドで「ほぼ完璧」というショットを見せ、ピン左4メートルに2オン。イーグルパットを惜しくも外したが楽々バーディで谷口徹、ベ・サンムン(韓国)と並んでトップに3打差とした。
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日本ツアーがオープンウィークとなった前週は中国・上海で行われた「WGC HSBCチャンピオンズ」に出場。帰国直後に乗り込んだ今週は、師匠の芹澤信雄と練習ラウンドを行ったが、まだまだ完全復調へのきっかけは、なかなかつかめないまま。それでも「貪欲に行ける状態でもないが、悲観的になるゴルフでもない」と精神状態は悪くない。
「(他選手にとって)怖いと思いますよ」とリップサービスする、ほんの少しの余裕もチラリ。「とにかく今日みたいなゴルフをやらないと優勝はない。でも今日やれたことを、明日できないわけもない。そう思ってやろうと思う」と自らを静かに奮い立たせていた。(静岡県御殿場市/桂川洋一)
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