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【梅原敦キャディの日本シニアOPレポート<1>】

藤田寛之プロのキャディの梅原敦です。先日の日本オープンレポートに続きまして、今回の『日本シニアオープン』でもレポートを書かせて頂ける事になりました。前回同様に、現場から見た試合展開やコース戦略、また選手の裏話などを皆様にわかりやすくお伝えできたらなって思っています。よかったら最終日までお付き合い下さい。

今回キャディをさせて頂くのは、藤田さんの師匠でもある「芹澤信雄」プロ。芹澤さんのバッグを担がせて頂くのはレギュラーツアーの時から数えたら、もう何十回となるんですよ。芹澤さんがシニア入りしてからは、これが5試合目。ちょっとずつ僕もシニアツアーに慣れてきた頃です。

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シニアの魅力は何と言っても“個性”ですね。一人一人に味があって、スイングもみんな個性的。同じスイングをしている人なんて誰一人いないんですから。だから遠くから見ても、その選手が誰なんだかすぐわかるんです。僕がキャディを始めた頃にレギュラーでバリバリやってた人たちが今シニアでバリバリやられているので、僕にとってはここは原点みたいな場所。芹澤さんを初め、ここで闘っている人たちに僕は育てて頂きました。

シニアツアーは「経験」と「技」のぶつかり合い。今週はそのシニアツアー最高峰のトーナメント「日本シニアオープン」です。今年の舞台は以前レギュラーツアーの広島オープンを開催していた「広島カンツリー倶楽部八本松コース」。あの時も難しかったけど、メジャーのセッティングになった八本松はさらに難しいですよ。広島オープンの時よりフェアウェイを左右3ヤードから5ヤードくらい狭くして、ラフを伸ばし、グリーンを固めてあります。

メジャーなんだから当然と言えば当然なんだけど、シニアツアーのセッティングとしては限界ギリギリじゃないでしょうか。ラフの深さは日本オープンのラフよりはかなり短いけど、ボールがキレイにスッポリと埋まってしまう長さは逆に難しい。高確率でフライヤーするし、花道をあまり使えない八本松ではラフからのショットはほぼバーディチャンスには付かないでしょう。

コースの長さもシニアでは異例の長さ。特に9番と17番のミドルホールは芹澤さんの飛距離だとフェアウェイに行ったとしても、風向きによってはセカンドショットで5Wを持たなくてはいけなくなります。大会前日の時点では優勝スコアはまだ全く想像がつかないけど、あのフェアウェイの狭さとグリーンの硬さ、それにコースの全長を考えたら・・・アンダーパーはちょっと考えにくいかな。

今わかっている事は、このコースだと芹澤さんに多いにチャンスがあるって事だけです。メジャーはどれだけ我慢できるかの勝負。芹澤さんと4日間苦しみながら楽しんできます。

関連リンク

2011年 日本シニアオープンゴルフ選手権競技



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