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【スネデカー密着レポート(その2)】

「ブリヂストンオープン」初日を4アンダーの2位タイで終えたブラント・スネデカーは、大会2日目も初日と同じく石川遼宮里聖志と共にラウンド。この日のスタートティでは、選手名をアナウンスされる際に「速打ちスネちゃん」と紹介され、ギャラリーの微笑を誘った。

プレーの速いことは本人も意識している。お父さんに「Play Fast」を教えられたというが、本人は「あれこれ考えない方がいい」と、番手選択や素振りにはじっくりと時間を使うが、アドレスしたらすぐにスイングを開始する。「話も速いし、プレーも速い。そういう時は調子が良いんです」と言うが、我々日本人にとって話が速いのはちょっぴり困った特徴だ。

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さて、大会2日目。スタートホールの1番ではティショットを右に押し出してしまい林の中からパーオンできずにボギーとしてしまう。6番でようやくこの日初のパーオンに成功するも2.5mのバーディチャンスを決められず、続く7番では下り2mのデリケートなパーパットがカップをかすめて再びボギーとしてしまった。

9番パー5でバーディを奪うも、昨日は決まりまくったパットが今日はことごとくカップに嫌われる。この日のベストショットは14番の第2打。残り195ヤードを5Iでピンそば10cmにつけて、お先にタップインのバーディとした。しかし、上がりが悪かった。17番(パー3)ではティショットを右に外して、寄せきれずのボギー。最終18番(パー5)では、2打でグリーン右のカラーまで運ぶが、最後は1.5mを決められずに3パットのパー。結局この日は一つスコアを落として、通算3アンダーの12位タイへと後退した。

ホールアウト後は、すぐにパッティンググリーンで2m前後のパット練習を行い、修正を試みたスネデカー。それでも、10分程で練習を終えるとテレビの要請に応じてインタビューを受け、その後は大会側が簡単にコメントを取ると、この日もすぐに会場を後にした。

とはいえ、体調を優先した昨日とは少し事情が違っていた。常に穏やかなスネデカー本人の表情から読み取ることはできないが、キャディはあきらかにいらついていて、そのほこ先はひっきりなしにやってくるメディアにも向けられた。確かに一昨日の練習日にもクラブハウスで食事をしているところに話を聞きに来たメディアに対して、あとで苦言をこぼしていたという。このあたりの事情は、エリア(区域)によってギャラリーや関係者の入場制限を厳しくし、選手をより隔離しているPGAツアーに比べるとやりにくい部分なのだろう。コース上ではパターが決まらずストレスを抱え、コース外でも不満の募った2日目。この鬱憤(うっぷん)は、やはりコース上で晴らすしかないだろう。(千葉県千葉市/今岡涼太)

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2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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