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【GDO EYE】明日が最後!C.パリーが慣れ親しんだ日本ツアーとお別れ

国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の3日目に、石川遼谷口徹とラウンドしたクレイグ・パリー(オーストラリア)が、ラウンド後に優しい笑顔で「明日で最後だよ」と、日本ツアー撤退をこっそり宣言した。

パリーは1985年にプロ転向を果たすと、87年から現在まで主に日本ツアーを中心に戦ってきた。日本のオフシーズンや招待などを受け、世界中のトーナメントにも出場し、これまで日本ツアーで2勝、その他のツアーでも18勝を挙げている。97年には「日本オープン」を制し、2002年にはWGC(世界ゴルフ選手権)のNECインビテーショナルを制して、その名を世界に轟かせた。

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そんなパリーだが、ここ数年は地元オーストラリアのゴルフ協会内での仕事も行い、現在はワンアジアツアーのオーストラリア副代表を務めている。そして、日本ツアーは今週の試合を最後に、来季からはワンアジアツアーのオーストラリア代表(チェアマン)としての活動を行う。選手としては、そのツアー内でオーストラリアで開催される12試合には出場する予定となっている。

この日のラウンド中、石川と談笑を楽しんでいたパリーに、何を話していたか聞くと「遼くんに、オーストラリアでの試合に来ないかと誘っていたんだ」と言う。「私はジャック・二クラスやタイガー・ウッズなど多くの有名選手とラウンドしてきたが、石川には彼らに通ずるものがある。これからが楽しみな選手だよ」と、石川のゴルフを褒めちぎる。

「実際、オーストラリアと日本ではシーズンが同じ時期なので難しいかもしれないけど、日本の若い選手には、どんどん挑戦をしてもらいたいと思っています。私はこれから、どのような試合をいつ、どこでやるかなどを決める立場になりますが、日本の優秀な選手たちにも是非参戦してもらいたいですね」と、早くもチェアマンとしての顔をのぞかせた。

24年間日本ツアーで戦ってきたパリーが、今度は地元オーストラリアのツアーを盛り上げようと立ち上がる。世界中のツアーを経験したパリーだからこそ、チェアマンというポジションは適任なのだろう。日本ツアーを愛したパリーには、オーストラリアのツアーから見た日本ツアーという点でもどんどん意見を出して、両ツアーの発展に尽力してくれるはずだ。明日の日本ツアー最終ラウンドは存分に楽しんでもらいたい。(編集部:本橋英治)

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