全英リコー女子オープン2010特集
2010年 全英リコー女子オープン
期間:07/29〜08/01 場所:ロイヤルバークデイルGC(イングランド)
メジャー3勝目を飾ったヤニ・ツェン
今年の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」を制した台湾のヤニ・ツェンが、今季のメジャー最終戦「全英リコー女子オープン」で、初日から最終日まで首位を譲らない完全優勝。自身の通算勝利数4勝のうち、メジャー大会で実に3勝目を飾った。
最終日前夜、アニカ・ソレンスタムからメッセージを受け取ったというヤニ。「あなたがトップに立っているのは嬉しいわ。自分の能力を信じれば大丈夫」。ヤニにとってのアイドルだというソレンスタムのメッセージは、過去に逃げ切って優勝した経験の無いヤニにとっての大きな心の支えとなった。
<< 下に続く >>
2位に4打差をつけてスタートしたヤニだったが、追いかけるキャサリン・ハルがスコアを伸ばし、最終18番を迎えたときには1打差まで迫っていた。ヤニのティショットはバンカーに捕まり、3打目でピン右奥のカラー。一方のハルは、2打目でグリーン奥まで運んできた。先にアプローチをしたハルだが、プレッシャーから痛恨の大ショート。2パットのパーとしたのに対し、ヤニはカラーから2mに寄せると、このウィニングパットを確実に沈めた。
勝利を決めて万歳をしたヤニだったが、直後に涙が溢れだした。「プレッシャー、緊張で今日は本当に疲れた」とヤニ。「今までで一番難しい勝利だったと思う。とても緊張したし、とても疲れた」。僅か21歳にしてメジャー3勝目。全米女子オープンを制すればキャリアグランドスラム達成となる鮮やかな勝利だった。
あなたにおすすめ
特集SPECIAL
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!