自身の開幕を間もなく迎える今田竜二。好スタートを切って弾みをつけたいところだ ※画像は09年「全米プロ」撮影

米ツアーを主戦場とする今田竜二が、14日（木）にハワイのワイアラエCCで開幕する「ソニーオープンinハワイ」で2010年シーズンの開幕を迎える。2008年は米ツアー初勝利を果たし、賞金ランキング13位、FedEx Cupランキング9位と素晴らしい成績を収めたものの、昨年はそれぞれ118位、100位と急降下。今シーズンは再起をかけた戦いとなる。

「一昨年のような調子を取り戻して、また優勝したい」。躍進のシーズンから一転、不本意な成績に終わった今田にとって、何よりも正直な気持ちを表す言葉だろう。その一方で、「まずはケガをせずに一年を過ごしたい。結果だけにとらわれずに、良い心構えをキープしてプレーしていきたいですね」と、気負い過ぎにも注意を払っていた。

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クラブセッティングには昨秋から大きな変化はないが、今年からスタートしたクラブフェースの溝規制に伴い、3本のウェッジを適合仕様にチェンジ。再起へのカギを握るスイングに関しては、「フォロースルーでアップライトにならないように気をつけている」と矯正を続け、シーズン開幕に向けて準備を整えてきた。

直近の目標を「世界ランキングを上げて、アクセンチュアマッチプレー（2月17日～）に出場したい」と掲げる今田。開幕前週時での世界ランキング上位64名までに出場権が与えられるが、現在の順位は179位と遠く及ばない。短期間での急上昇には、何よりも滑り出しが重要。まずは今週、弾みをつけるためにも幸先の良いスタートを切りたいところだ。

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