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勝負は最後の1打で決まり…/ザ・ロイヤルトロフィ

「ザ・ロイヤルトロフィ」最終日は、シングルスマッチ最終組の最後のパットが決まるまで勝負の行方が分からない、手に汗握る展開となった。

欧州選抜が1ポイントリードして迎えたこの日。小田孔明が5&3で早々にA.ノレンを下すなど前半はアジア選抜ペース。第1組のC.ウィから第4組のJ.M.シンまで、W.リャンが引分けたものの、それ以外はすべて勝利。石川を含むその後の3試合は欧州選抜が取った為、最終組のトンチャイが勝利すれば、勝負はプレーオフという流れになった。

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プレーオフは各チームから2名が選ばれ18番を舞台にフォアボールマッチで行われる。出場選手は前日のうちに決められており、アジア選抜は石川とトンチャイが出る予定となっていた。

自分のマッチを終え、応援に駆けつけた石川は、18番グリーン脇でウィからその事を聞かされた。「ありえないじゃないけど、僕も加藤さんも知らなくて…。今までの調子だと18番のティショットが打ちにくいと思ったので、修正出来るところはしておこうと思いました」と、応援もほどほどにすぐに練習場へと急行した。

17番でトンチャイがバーディを奪って1アップ。18番は2人とも2オンに失敗し、3打目でお互い1ピン程の距離に寄せた。先にパットしたトンチャイの球は、カップ寸前で止まってボギー。一方のステンソンは冷静にこのパットを沈めてオールスクエアに戻し、結果欧州選抜が1ポイント差で勝利を収めた。

試合自体が面白ければ、必然的にそこに出場しているメンバーにも興味が沸く。スウェーデン勢の巧みさや、インドのブラー、スペインのパブロなど注目の若手選手。そして、タイの英雄とされているトンチャイ、マークセンの活躍など。年頭から新しい発見の多い貴重な一週間を過ごせた事に手を合わせたい。(編集部:今岡涼太)

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