【3日目速報】井戸木鴻樹が16年ぶりの勝利に王手! 石川遼は急浮上
2009年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント
期間:07/23〜07/26 場所:ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)
【GDO EYE】フェアウェイに乗せる方が、パターより易しいですよ
「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」最終日を単独首位で迎えるのは、47歳のベテラン、井戸木鴻樹だ。身長167センチと小柄な体躯。やはりパワー不足は否めず、ドライバーの飛距離ではハンデを負う身だ。その中で、井戸木の最大の武器は正確無比なドライバーショット。フェアウェイキープ率では、2002年と2003年、さらに2005年から3年連続で1位に輝く、日本ツアー屈指のスインガーだ。
今週もフェアウェイを外したのは、2日目が1度、3日目が2度と驚きの数字。不調が続いていたパターも復調の兆しを見せ始め、3日間を通して1ボギーと安定したプレーの礎となっている。その井戸木が、的確にフェアウェイに運ぶ秘訣を語った。
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「フェアウェイって30ヤードはありますよね。センターに真っ直ぐ狙うと、左右15ヤードの幅しか使えない。僕はスライス打ちなんですが、フェアウェイの左端を狙えば30ヤードの幅が使えるでしょ」。もちろん、狙い通りの方向に正確に打てる技術があってこその話。20年ほど前、飛距離不足を補うためにドローの練習も試したが、そこで左手首を傷めてから「もう一生やめよう」と心に誓ったという。ドローの誘惑に負けず、長年フェード一筋で練習を積んできた賜物とも言えるだろう。
近年はパットに悩んでいたことを踏まえ、「フェアウェイは幅が30ヤードもあるんですよ。パターより易しいですよ」とサラリと言いのけた。ドライバーが苦手なアマチュアの方々にとっては、何とも次元の違いを感じる言葉だ。(編集部:塚田達也)