タッド・フジカワ、2008年「ソニー・オープン」に出場決定
プロになって「ソニーオープンinハワイ」に戻るタッド・フジカワ
ハワイ出身、タッド・フジカワは、ジュニアとして特に注目されていた選手ではなかったが、2006年の「全米オープン」に15歳で出場。65年ぶりに最年少出場記録を更新した。その6ヵ月後、PGAツアーの大会で、50年振りに15歳の選手として予選を通過。ある大会オフィシャルは、「タッド・フジカワが2007年のソニー・オープンを盛り上げた主役だった」と話した。しかし、今週の火曜日に17才になったフジカワは、2007年の夏にプロに転向して以来、プロの大会8試合に出場していずれも予選通過を果たせていない。なぜ、あれほどの若さでプロになったのか、人々は今もフジカワにその疑問を投げかけている。
タッド・フジカワ
「多くの人たちからプロ入りするのは早すぎると批判されたことは辛かったです。容易な決断ではありませんでしたが、自分で決めた道を迷わず進むしかありません。」
しかし、ゴルフは60代でも十分に稼げるスポーツなのに、なぜ16才の若さでプロになる必要があるのか、とフジカワを批判する声はあとを絶たない。
タッド・フジカワ
「僕の家はごく普通の家庭ですから、アマチュアのままでは、各地を転戦する費用が出せないのです。」
タッド・フジカワ自身、アメリカ本土で行われる大会に出たり、レッスンを受けることは金銭的にかなり負担になることを自覚していたが、プロ入りを決めた最も大きな理由はお金ではないと話している。
タッド・フジカワ
「お金のためではなく、ゴルフが好きだからこそプロになったのです。プロになれたことを嬉しく思います。」
タッドの母親
「最初はプロ入りに反対しました。まだ若すぎると思ったからです。でも息子は“お母さん信じて、これが僕の進むべき道なんだ”と言いました。」
タッド・フジカワ
「プロとしてプレーすることで、アマチュアやジュニアとしてよりもはるかに多くのことを学べると信じています。」
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