2013/07/22PGAコラム
「ついにやったぞ!」ミケルソン
ジム“ボーンズ”マッケイは、はっきりと物申す男だ。もちろんそういう状況であれば、の話だが。
少なくともこの20年の間、フィル・ミケルソンのキャディを務めて来た彼は、日曜日のラウンド後に、感極まった。ミュアフィールドの18番で主(あるじ)であるミケルソンが15フィートのバーディパットを沈めると、フィルはマッケイの元へ歩み寄り、相棒のキャディを抱きしめ、「やったぞ!」とシンプルに一言、ささやいた。
そして二人は、互いの肩に腕を回しながらスコアリングトレーラーに向かった。キャディのマッケイは、溢れそうな涙をグッとこらえていた。トレーラーにたどり着くと、ミケルソンは全英オープンで3ストローク差をつけて...